出版社内容情報
私たちの同時代の課題をフィクションから読みとるのにはどうしたらよいか.稀代の読書人間にして最後の戦後民主主義者による,吸血鬼のごとき理想なき現実主義者ばかりが跋扈するお寒い現代を生き抜くための読書案内.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
258
著者の読んだ本を通じて日本の社会悪(政治汚職・企業談合・利益至上主義による人権侵害・環境汚染・官僚腐敗・銀行腐敗等々)を批判し、それらによって被害を被った社会的弱者の立場から論じている。戦前から戦後へと時代は移り、一応民主主義が導入されたが、一般大衆を食い物にして利益を得ようとする巨悪は変わらずに存在し、かえって民主主義の名の下により巧妙な手口へ変貌したと説く。本書で取り上げた本は『孤獨の人』『山河哀号』『腐ったヒーロー』『雑草の花』『生贄』『拉致』『ルーズベルトの刺客』『アメリカの英雄』『夢千代日記』2017/01/25
ユ-スケ
2
古本屋で100円 佐高的視点での、社会を描いた文学書の紹介だが、まったくのフィクション作品や私小説は登場しない あくまで、社会問題をノンフィクションではなく、フィクションとして表現した作品が紹介される そのほとんどをわたしは読んでいなかった いつもの佐高さん的余韻を感じさせる文章でおもしろいのだが、まったくのフィクションやSF、私小説が社会を反映していることもあるような気もし、そうした視点での内容をちょっと期待してしまっていた・・2023/05/13
♨
1
16.122.1512020/09/22
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