内容説明
1570年の開港で、長崎が歴史の舞台に躍り出た!4世紀にわたってポルトガル、オランダ、中国人が運びこんだ文化と、それを吸収しようと格闘した日本人の足跡は、今の長崎に色濃く残る。出島、唐人屋敷、オランダ坂、眼鏡橋、伝習所、くんち、カステラ。エキゾチックな街をめぐり、濃密な歴史と文化を学ぼう。
目次
1 開港以前の長崎
2 長崎開港
3 オランダ貿易と出島
4 中国貿易と唐人屋敷
5 幕末から明治維新へ
6 現代の長崎
7 長崎の年中行事
著者等紹介
原田博二[ハラダヒロジ]
1946年、長崎市生まれ。筑波大学大学院情報メディア研究科博士後期課程修了。博士(学術)。長崎市立博物館長を経て、長崎歴史文化博物館研究所長。長崎県文化財保護審議会委員、長崎純心大学非常勤講師(古文書学)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hiroshi
4
長崎では、1570年の開港によってポルトガル貿易が、1635年の長崎集中令によって中国貿易が、1641年のオランダ商館の出島移転によってオランダ貿易が、それぞれ始まった。1859年の開国以後イギリスやロシアなどとの貿易も始まった。色々な国と貿易を行ってきた長崎には、今も各国の文化が複雑に混じりあって残っている。その長崎の歴史を時代順に辿っていく本。①開港以前、②長崎開港、③オランダ貿易、④中国貿易、⑤幕末から明治維新、⑥現代の長崎、⑦長崎の年中行事からなる。異国情緒あふれる町歩きを楽しめるガイドブックだ。2019/05/12
ユウヤ
2
地図と解説が程よく、ガイドブックとしても使える。今まさに長崎で活用しています。2017/09/30
shitosaaa
2
一応長崎人なので一読。くんちにもランタンにも行ったことない(笑)行きたいけど。2011/05/18
ikatin
2
結構知ってる部分もあるけど、意外なところも多々あり。例えば諏訪神社の狛犬や孫文に由来する地区とか。探すところが増えた。2009/11/07
OKKO (o▽n)v 終活中
1
図書館 ◆南蛮美術について少し調べている身の上では長崎を避けて通るわけにはいかず。うっすらとした「一度行ってみたいなあ」がいよいよ「行くぞ」モードになりつつある。「るるぶ」は実際行くときに見るが、まずは知識を仕入れるのが最優先! ◆写真がたーくさん。情報も知識もたーくさん♪ ◆天主堂とキリスト教とアメリカの関係に矛盾はないのかな? と疑問沸き起こる。本書では答は得られないが、その後天主堂ホームページ等にあたり、何がどう考えられているのか少し窺ってみたりするきっかけが得られたということで、読んでみて吉ナリ。2014/06/10
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