出版社内容情報
「憲法は守らなくてはならないか」「首相の靖国神社参拝はなぜいけないか」「問題のない教科書をつくるには,検定が必要なのか」など,24の問いに答えながら,日本国憲法の思想と骨格を解説する市民のための憲法入門.
内容説明
「憲法は私たちが守らなくてはならないものか」「首相の靖国神社参拝はなぜいけないか」「問題のある教科書をなくすには、検定が必要か」「国民代表が決めた法律を、裁判所が違憲・無効とできるのはなぜか」など、二四の問いに答えながら、日本国憲法の思想と骨格を平明に解説。私たちと憲法の関係を知るのに最適な、市民のための憲法入門。
目次
第1章 憲法とは何か
第2章 人権は誰の権利か
第3章 人権にはどういうものがあるか
第4章 政府を形づくるルールとは
第5章 政府の活動はどのようなものか
著者等紹介
渋谷秀樹[シブタニヒデキ]
1955年兵庫県加古川市生まれ。1984年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程満期退学。現在、立教大学法学部教授。専攻は憲法学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はっせー
111
改めて憲法について理解することができた! この本は24の質問を答える形になっている。この質問は憲法の幅広い分野に繋がるものである。講義で受けて多少抜けている部分もあったのでそこを補えて良かった。内容も法学部ではないひとが読んでも分かりやすいように書かれている。判例なども記載されていて、本当に使えるものであった。復習のために買ったが本当に良かったと思えた。渋谷さんの本は講義では使っていなかったのでもう少し専門的な本も読みたいと思った!2019/09/17
ヤギ郎
13
憲法にまつわる24の問題について2-3頁でまとめた本。話題の憲法9条だけでなく,人権について具体的に論じている。教科書的なところがあるが,一般そして法学入門者におすすめ。著者が判例を意識して論じているのはわかるが,判例名をあげないことが良くなかったと思う。この本を入り口に勉強を進めていけばいいでしょう。なぜか古い版を買ってしまった。2018/09/07
壱萬参仟縁
11
国民とは、人為的・意識的に作り上げられた人間の集合体にすぎない(35頁)。公共の福祉は抽象的である(105頁)。集団的自衛権は、どうも、この間のテレビのフリップをみると、どうしても、アメリカがやられたら、日本も援護する、というふうに読み替えて解釈してしまう。自公政権で、憲法が歪められて、既成事実で済し崩される。これはひどい。2013/07/28
kaizen@名古屋de朝活読書会
7
憲法について具体的に考えるための24の質問と答え。 読む前よりは憲法に詳しくなるが、正解があるわけではない。 自分たちで選ぶしか無いということを自覚するかどうかが大事かも。岩波新書百一覧掲載http://bit.ly/10CJ7MZ2011/12/29
さくらみかげ
5
憲法の「思考方法」を分かりやすく解説している。平易な記述ながら学問的水準は全く落ちておらず、法律学を学ぶ学生にとっても読みごたえがある。裁判官視点に立って憲法論を解釈したくなりがちな法律学徒は、市民感覚から見た憲法上の問題意識をともすれば忘却してしまううらみがある。そんなとき、手にとって読んでみればいつでも市民の視点に戻ってこられる、そういう一冊。2011/05/27
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