出版社内容情報
コペルニクス体系の基礎を解明し,同時に新しい科学方法論を確立した不朽の名著.地動説論証のためにガリレオ(一五六四―一六四二)が直面しなければならなかった様々なスコラ学体系の難関・障壁と,それがいかにして突破されたかが如実に示されている.近代科学の黎明を告げる大著であり,科学革命の宣言書である.
内容説明
コペルニクス体系の基礎を解明し、同時に新しい科学方法論を確立した不朽の名著。地動説論証のためにガリレイが直面しなければならなかったさまざまなスコラ学体系の難関・障壁と、それがいかにして突破されたかが如実に示されている。近代科学の黎明を告げる大著であり、科学革命の宣言書である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
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「大地はその諸部分が中心に向って協同するために球形をしている」(56頁)。世界の中心に向かうのではなく、全体に再結合しようと動くという解釈。社会も同じに思う。東京村に世界から集まるのみならず、日本各地も観光してほしいもの。「真と美とは同一物であるから虚偽と醜とも同一物である」(204頁)。サグレドの指摘は真実。「真実は時とすると反対されることで力を得る」(305頁)。民主主義では少数意見こそ貴重。本書では、「球は物質的であっても物質的な平面と一点で接する」もあり(306頁)、球の不思議も解かれて興味深い。2013/09/16
Galilei
0
補足です、ガリレオの父が著した音楽の楽典著に因んだのだろうか、対話形式で議論されています。2020/01/19
Kanou Hikaru
0
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