岩波文庫<br> 北越雪譜 (改版)

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岩波文庫
北越雪譜 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 348p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003022610
  • NDC分類 914.5
  • Cコード C0139

出版社内容情報

著者は雪で名高い北越塩沢の人.諸国の人々に越後の雪を主題とし,それに付帯した風俗習慣を伝えんとした.出版には馬琴,京伝等が関係し,当時天下の奇書として圧倒的な人気を博したという.しかも今日これを見れば単に風土記的な興趣のみならず,科学的随筆とも称すべく,また方言研究の重要資料でもある. (解説 益田勝実)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁冊

16
ルビがふってあるので読める。絵画が緩急をつける。20-21頁に雪の結晶絵。他著にもあったが、結晶に関心をもったということは顕微鏡という文明の利器も江戸時代に既に待望されていたことがわかる。雪に対する分析力は、現代よりも優れていたのかもしれない。熊捕(くまとり)の話もある(37頁~)。熊胆(くまのい)が出てくる。熊は和獣の王(38頁)という認識。「熊人を助(たすく)」(41頁~)があるので、必ずしも獣害ではないのだろうか。人花の散るのと吹雪の対照は、潮干狩と津波の関係のようだという(54頁)。自然への畏怖。2013/09/22

shikada

15
江戸時代の雪国の自然と産業と、人々の暮らしとを伝える一冊。大雪やなだれと戦ういっぽうで、雪を利用した独特な狩猟法や、雪にさらすことでしか作れない織物の作成法を生かして生業とする雪国のひとびと。雪山の谷底に落ちて死を覚悟したが、熊の洞窟で寒さをしのぎ、熊に道案内されて人里まで帰り着いたという「熊、人を助く」の章が興味深かった。2019/07/07

shomma

13
一年くらいじりじりと読んでいた。二百年くらい前の雪国(新潟)の風習(と多数の脱線)を描く。私にとっては郷里の話なので、地名も馴染みがあり、形は変わっても今も残っている斎ノ神の祭だとか、よく考えればほんの二百年の話なのだなあ等と思った。話の流れを追えずに適当に読んだ部分もあるが、脱線部分を除くと比較的理解しやすい文章。妙な言葉だなと思って検索するとたんにこの北越雪譜が引かれた辞書に行き当たるということ多数。2021/01/03

urano_takashi

10
ワイド版で読了。初編・巻之上の出だしからして、「牧之さんは詩人ですか」とツッコミたくなる名文句の連続にやられた。それと、「雪に風流を感じる江戸の人に、雪国のことは分かってもらえない」としきりに繰り返しているのが印象深い。越後の雪景色はこれまで何度も見に行ったが、『北越雪譜』を読んでから行くとまた違って見えるだろうな。というか、読むのが遅すぎたと後悔している。牧之のふるさと塩沢にも行ったことがあるのに、牧之記念館を鬼スルーしていたことも悔やまれる。本書を読んで秋山郷にも行きたくなった。2016/02/14

misui

9
「凡日本国中に於て第一雪の深き国は越後なりと古昔も今も人のいふ事なり」 江戸時代の越後の風俗を集めた百科全書。殊に雪の脅威については紙幅が割かれており、南国の人々にこれを以って雪国の現実を知らしめようとする執念が感じられる。雪国の風俗の一々が楽しく、奇聞に属するものまで紹介されている。幽霊や妖怪などの怪しい出来事はもちろん、自然科学的な部分が現在の目からすれば面白かった。2014/09/09

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