お産椅子への旅―ものと身体の歴史人類学

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000223768
  • NDC分類 385.2
  • Cコード C0022

内容説明

現代の人々に忘れられた「お産椅子」は、なぜ16世紀から17世紀にヨーロッパに広がり、19世紀には姿を消したのか。この椅子が抱える、ヨーロッパの身体宇宙の謎を求めて、著者はフランスのさまざまな地方へ、古今の文献へ、近代医学へ、「お産椅子」への旅を続けてゆく。

目次

第1章 お産椅子とは何か
第2章 文献上のお産椅子とその歴史的変遷
第3章 お産椅子の形態変化と身体の所作
第4章 触れること/触れられること
第5章 象徴・記号としてのお産椅子
第6章 お産椅子に先立つ身体の技法
第7章 お産椅子からベッド/分娩台への移行

著者等紹介

長谷川まゆ帆[ハセガワマユホ]
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部助教授。現在、フランス近世/近代史・歴史人類学などを教える。関心領域は、アルザス/ロレーヌの近代化と出産空間の変遷、身体・医療・食の歴史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

3
ふむ2024/03/08

るき

1
お産椅子という「モノ」を通した歴史人類学。第6章の、近代以前は男性が介助することもあったお産。それが男性産科医が中心となる助産システムがつくられ支配的になっていく過程において、ジェンダーの組み換え、再配置が行われた。その結果、産科医以外の男性が出産に立ち入らないという意識に変わってきたという指摘が一番面白かった。2011/10/11

さくら🌸

1
お産の変遷についての考察が面白かった。生む前に読みたかったなぁ。2009/01/18

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