内容説明
沈黙の史料である考古資料からどのようにして歴史認識を引出すか。資料、型式、層位、分布、機能、年代決定、調査技術、数量化の方法などを論じる。
目次
総論―日本考古学の特質
資料論
型式論
層位論
分布論
機能論
年代決定論(先土器・縄文時代の年代決定;弥生時代以降の年代決定)
調査技術論
考古学データの数量的研究
世界の考古学の日本の考古学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しびぞう
2
難しい。1頁読むのに2分ほどかかる。全部読んだ方が大学の勉強には役立つのだろうけどこの読書速度で全巻読むと夏が来てしまう。2020/06/04
Ami
2
歴史は古ければ古い程検証が困難。まして文字すらない時代なんて。 それでも科学的手法により絶対年代を探れるようになってきた。そして相対年代を組み合わせて時代を探る。今も発展途上の研究テーマ。私が学校で習った頃は古墳時代は5世紀だったけど、今は3世紀説が有力らしい。 そして文献とモノが発見された場合、モノが語る時代よりも文献が優先されるらしい。でも研究が進めば、モノから推定される年代の信頼性が増して評価が逆転する可能性だってある。これからも古代史は変わっていくだろう。歴史を研究するってSFファンタジーみたい。2017/10/31
しびぞう
1
もういっかいよんだらわかるかな2020/06/18
ナオ
1
未だにこれを超える方法論概説書はない。2018/06/05
tnk
0
白石太一郎「年代決定論(二)」2016/07/03