感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yasu7777
2
★★★★☆ 歴史の見方を学びました。2016/05/02
スズツキ
2
この書の基本的かつ大事な部分は上巻の中盤までにおさまっている論理で、下巻のほとんどはその実践編といった感じでの世界史の羅列でかなりだれる。『詳説世界史研究』などの高度な教科書を楽しく読める人間でないとかなり難度は高い。2015/07/13
Dawn Gomatic
0
結局のところヘーゲルはこう言いたいのだ。堕落したカソリック教会と戦ったプロテスタント国家のプロイセン=ゲルマン民族が精神の高度な原理の担い手たる能力を獲得し、客観的内容と主観的形式においても歴史の最終段階である自由国家に到達した。神との和解を果たした国家の共同精神や法は神の命令である。これ以上に高級、神聖はない。ゆえに、新しい時代を築いたフリードリヒ二世は英雄にして哲学王なのだ。従ってプロイセンとフリードリヒ二世は正統である。ジーク・ハイル!2014/02/07