出版社内容情報
ブッダの死は,信徒にとっては永久に忘れえぬ出来事であったのだろう.彼の死とその前後の事件が詠嘆をこめて語られている.
内容説明
原始仏典の中にはブッダの生涯はほとんど記されていない。だが彼の死は、信徒にとって永久に忘れえぬ出来事だった。パーリ語本『大パリニッバーナ経』の中に、ブッダの死とその前後の事件が詠歎をこめて語られている。本書はこのパーリ語本を底本とし、サンスクリット本、漢訳本を参照して邦訳。巻末に周到詳細な注を付した。
目次
鷲の峰にて
修行僧たちに教える
旅に出る
パータリ村にて
コーティ村にて
ナーディカ村にて
商業都市ヴェーサーリー
遊女アンバパーリー
旅に病む―ベールヴァ村にて
命を捨てる決意〔ほか〕
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