内容説明
・気鋭の社会学者が古今東西の子育て本を読み解く!
・子育て本を通して見えてくる現代の育児、そして社会とは。
小児科医や専門家による指南書、作家が自らの経験を綴ったもの、「男性の育児」を論じたもの──巷にあふれる「子育て本」とはいったい何か。自らも三児の母である社会学者が読み解く。
目次
はじめに──大人になれない時代に子どもを育てるということ
Ⅰ 「母親」に寄り添う子育て本
伊藤比呂美の育児エッセイ
「産後クライシス本」のすすめ
O・ドーナト『母親になって後悔してる』
Ⅱ 読み継がれてきた子育て本
松田道雄『育児の百科』
『スポック博士の育児書』
羽仁もと子『おさなごを発見せよ』
渡辺徳三郎『福澤諭吉 家庭教育のすすめ』
糸賀一雄『福祉の思想』
Ⅲ 子育て本が映す現代社会
「父になる」本 あれこれ
中室牧子『「学力」の経済学』
「魔法の言葉」、「幸せになることば」
信田さよ子『後悔しない子育て』
Ⅳ 「普通」を問い直す子育て本
異文化の子育て
オランウータンの子育て
朴沙羅『ヘルシンキ 生活の練習』
『不登校──親子のための教科書』、『「学校」ってなんだ?』
栗田隆子『ハマれないまま、生きてます』
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
72
【大人になれない(正解の見えない)時代に、子どもを育てるということ】中一、小三、保育園児の三児の母である社会学者が、古今東西の子育て本を読み解いた書。子育て本を読むことで、“子育てが上手くなった”ということは起きないけど、<子育ての孤独の中で「わたしだけではない」と思えたこと、別の時代・別の立場を知ることで「子育てする自分」を距離を取って眺めることができたこと、が大きかった。読んでくださる方にそういう感覚を共有していただけたら、そして新しい子育て本に出会うきっかけとしてもらえたら、何よりもうれしい>と。⇒2026/03/07
たまきら
42
新刊コーナーより、タイトルに惹かれて。私も折に触れ様々な育児書に支えられながら、ここまでやってきましたー最近はもっぱら十代本ですが(笑)。ご自身も不登校だった経験がありながら三人の子どもを育てている著者にはリアルな苦悩を感じます。だからこそ紹介されている本への感想も、人生が反映されていて気づきに満ちています。読み終わってから「 あなたを丸めこむ「ずるい言葉」」の人だ、と経歴を読んで気づきました。2025/12/01




