内容説明
「犬が独りでお伊勢参りに行ったって? そりや愉快、べらぼうだい!」
江戸時代、人と動物たちはどのような関係であったのか?
西洋文化が流入する以前の日本人と動物たちとのかかわりを、古文書読みに長けた動物好きの専門家たちが描く。
犬、牛、馬、鹿、猪、鷹、鶴、猫、鳥、獺(カワウソ)、熊、鯨……。江戸時代の動物たちが勢揃い! 狩る、食べる、愛でる、働いてもらう、薬にする、旅に行かせる……など、実に様々な人と動物たちの関係を古文書や浮世絵などから読み解き、動物とともにある日本人の姿が浮き彫りに。
動物愛護やアニマルウェルフェアを考える上でのヒントも満載!
有名な「生類憐みの令」は江戸時代の人々をどう変えた? 現代と同じようなペットブームがあったって本当? など 知っているようで知らない意外な話も続々。多彩な文化が花開いた江戸時代は、動物たちを通して見ても、とっても面白い!
目次
序(井奥成彦)
第一章 犬の江戸時代(井奥成彦)
第二章 牛と馬が支える江戸時代の暮らし(髙橋美由紀)
Interlude1 出土馬骨の研究(佐藤孝雄)
第三章 狩られる鹿・猪たち――徳川将軍の「鹿・猪」狩り(藤井典子)
Interlude2 江戸大名屋敷の獣肉食――慶應義塾中等部構内から出土した動物骨から(石神裕之)
第四章 鶴と鷹の江戸時代――徳川将軍と「御鷹之鶴」(藤井典子)
第五章 江戸のペットビジネス(小沢詠美子)
Interlude3 江戸時代の狆飼育(岩淵令治)
第六章 薬となった動物たち(重田麻紀)
Interlude4 象との出会い(上野大輔)
第七章 鯨と江戸時代人(上野大輔)
Interlude5 豊後国浜之市の曲馬芝居と見世物(神田由築)
おわりに
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