内容説明
日本の3つの「ダリ展」、大英博物館の収蔵品、琉球王家の遺骨、表現の不自由展、重要文化財准胝観音立像・・・。
アートの世界の内幕と真実とは?
16の法廷ドラマと15のコラムから美術館・博物館の舞台裏を明らかにする。
日本では、美術館と博物館は別物とされているが、英語ではどちらも「ミュージアム」で、実は両者の間に違いはない。強いて区別すれば、美術品を多く収蔵・展示しているのが美術館、それ以外の歴史資料、自然資料等を収蔵・展示する施設が博物館ということになるが、東京、京都、奈良の国立博物館は美術品・工芸品を中心に扱っているし、古文書や化石などを集めている美術館もある。
本書は、日本と世界の美術館・博物館がその活動や収蔵品、借入品等に関連して巻き込まれた様々な裁判や事件を紹介している。外見は取り澄ましてみえるこれらの施設の舞台裏では何が起きているのか? どんな問題を抱えどう対処しているのだろうか?
【登場する主なミュージアム】
サルバドール・ダリ劇場美術館、シカゴ美術館、スミソニアン国立自然史博物館、ソロモン・グッゲンハイム美術館、大英博物館、デトロイト美術館、ニューヨーク近代美術館、バークシャー美術館、ハンタリアン美術館、ピナコテーク・デア・モデルネ、ペギー・グッゲンハイム美術館、ポンピドゥーセンター国立近代美術館、マンチェスター博物館、ミュージアム・オブ・アーバン・アンド・コンテンポラリー・アート(MUCA)、レオポルド美術館、ロンドン自然史博物館、ワシントン・ナショナル・ギャラリー、熱海山口美術館、岩手県立美術館、京都大学総合博物館、高知県立美術館、国立アイヌ民族博物館、大丸ミュージアム、チームラボプラネッツ、富山県立近代美術館、名古屋市美術館、奈良国立博物館、横須賀美術館
目次
はしがきにかえて
1 美術館・博物館の舞台裏
2 美術館・博物館が直面する倫理的要請とのジレンマ
3 美術館・博物館の現代的課題
4 文化財の購入、変更、処分の規制
感想・レビュー
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trazom
じじちょん
多喜夢
ganesha
てくてく
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