内容説明
「坂の上の雲」という呪縛を解く!
東洋の片隅にポツンと立つ小島がなぜ、世界最強のロシア陸軍を打ち破り、ロシアの無敵艦隊を全滅させることができたのか……
「戦国時代、戦場を走り回り自軍の将兵の働きぶりを調べ上げる戦目付という役職があった。仮に私がこの戦目付になったつもりで、日露戦争の論功行賞を行なうと、最優秀者は、『坂の上の雲』が愚将、無能と罵倒した乃木希典大将であり、海軍は東郷平八郎元帥、となる。
私は本書で、これを立証する」(序文より)
本書は単行本『ロシア敗れたり』を新書化したものです。