内容説明
館で催されるカクテルパーティーで怪死を遂げる男。連鎖する死の真相はいかに? 名作「螺旋階段」の著者ラインハートが放つ極上のミステリ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカツキ
9
天涯孤独のパットは女主人モードと面会するとあっという間に親しくなって私設秘書として採用される。幸せな日々に未来も明るいと思われたが、外出中にモードは体調を崩してベッドで過ごす時間が増える。それからというもの身辺に不穏な出来事が次々と起こり、ついには殺人事件まで…。あれこれ物事や殺人が起きる割に物語が動いている感じがしなくて疲れた。無能警察も読み疲れの原因の一つだけだけど、料理人ピエールと警察官オブライエンの友情のくだりは好き。2020/12/09
nightowl
5
お屋敷の秘書として勤めることになったヒロイン。女主人は気が良く、仲良く幸せに働いてゆけると思っていた。しかし、女主人を襲う不安の影。果たしてたちの悪い人物が帰還する。事件の真相とは?/田舎の館暮らしを夢見る庶民に向けたサスペンス(ラスト一文が顕著)。まったり楽しむのが吉。女性のクラシックミステリ作家を読んでいると制度崩壊や真相に関わる部分など横溝正史が相当影響を受けていることが分かる。読み返すと何だか綱渡りな箇所があるのを突っ込んではいけない。2019/02/10
チェス
2
長かったけど、面白かった。ラストまで、犯人は?って。ああ、やっぱりねえ。楽しめた。図書館2023/10/06
チタカアオイ
0
【図書館】2021/12/24