最新 図解で早わかり MaaSがまるごとわかる本

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¥1,980
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最新 図解で早わかり MaaSがまるごとわかる本

  • 著者名:楠田悦子/森口将之
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • ソーテック(2020/04発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784800712578

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内容説明

※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。
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あらゆる「移動」の概念を再構築し、これからの社会のあり方までを変える「MaaS」について、 基礎知識から国内外の豊富な事例を交えて、わかりやすく解説します!

本書のテーマであるMaaSの中身については、このあと解説していますので、ここでは「言葉」にスポットを当てたいと思います。 
MaaSがモビリティ・アズ・ア・サービスの略であることは知っている方もいるでしょう。直訳すればサービスとしてのモビリティとなります。やや漠然とした表現で、それが誤解につながるのかもしれません。 
ただこのような言葉の使い方は、ほかにも数多くあります。例えばディープラーニングは、直訳すれば深く学習することになりますが、現在はもっぱらAI分野の専門用語になっています。 
最近は講演などで、MaaSはオーケストラのようなものと紹介することがあります。オーケストラはバイオリンやクラリネットなど、個性的な音を出す多彩な楽器が演奏者とともに集まります。もちろん単体でも音楽を奏でられます。しかし作曲家によって異なる音がひとつの旋律に編み込まれ、指揮者のタクトに従ってひとつの楽曲を演奏することで、まったく違う音が生み出され、私たちを感動させてくれます。 
しかもオーケストラは、素晴らしい音楽を聴衆に届けるという点では一種のサービスであり、多彩な楽器を統合することで新たな感動を生み出しているという点で、MaaSに通じると思っています。 
これまでのモビリティシーンでは、鉄道とバスの優劣を議論するような場面が多かったと記憶しています。それはバイオリンとクラリネットの優劣を決めるようなものです。オーケストラはそれぞれの楽器が得意分野を活かして共演していくことで実現します。MaaSはそれに近い考えをモビリティに取り入れたものでもあるのです。 
本書では図版を多用し、細分化は避け、実例を多く出すなどして、わかりやすい表現を心がけたつもりです。ひとりでも多くの方がMaaSに興味を持ち、展開のために役立てていただければ幸いです。

(はじめにより)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アルミの鉄鍋

3
★4 beyond maasより、こちらの方が読みやすい。日本、アメリカと欧州の違いは車中心なのか人間中心で都市を設計するかの違い。その点をこの本に書いてたらもっと深みが出たんじゃないかなと思う。車中心、物流中心で作った日本の都市をどうやってmaas社会にするかは手段ではなくてサービスの部分にもっと目を向けないビジネス化は難しいと思う。利用者のメリットって乗る事じゃなくてその先の体験だと思う。2020/06/14

nks

1
タイトルの通り、図表が多くてわかりやすい。事例がたくさん盛り込まれていて勉強になる。MaaSは単なるモビリティサービスにとどまらず街づくりなのだということを感じた。2021/05/26

0
MaaS関連数冊読みましたが、概念が分かりやすく整理されてる気がしました◎2023/04/11

Go Extreme

0
モノの提供<サービスで実現 MaaS Global:クルマ所有<モビリティサービス組み合わせ トヨタ:モビリティカンパニー コネクテッド・シティ フィンランド:運輸と通信が同一組織+自動車メーカー持たず データのオープン化ですべてを変える 一社独占型・交通連合型・ローミング型 Maas誕生2006年→Whim2016年 モビリティエコシステム MaaSアライアンス AIオンデマンド乗合交通 社会問題→自動運転→MaaS 2020/07/04

竜玄葉潤

0
Massの今は良く解る。ただ、きっとMassが一般化される社会はこの本で描く世界とは異なったものになると思う。思想は残っても構成パーツはきっと違う。2020/05/20

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