意志薄弱の文学史

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意志薄弱の文学史

  • 著者名:坂口周?
  • 価格 ¥4,180(本体¥3,800)
  • 慶應義塾大学出版会(2017/06発売)
  • ポイント 38pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784766423662

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内容説明

▼近代から現代に至る文学の「視覚性」に注目し、日本に脈々と流れる「曖昧」の系譜を辿ることで、「意志」をめぐる近代の激しい攻防をあぶりだす。
▼正岡子規、夏目漱石、内田百閒、志賀直哉、横光利一、川端康成、大江健三郎を中心にして、近現代文学における「曖昧」の系譜を可視化し、文学史そのものを読みかえるのみならず、日本「現代」文学の起源を突き止めてゆく、大胆不敵な一書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

澄川石狩掾

2
横光利一の章の終わりで『旅愁』を批判しているが、この部分では何故か「意志鞏固」ともいうべき状態になっている。題名のように「意志薄弱」を通した方が、従来の批判を覆す面白い読みが出来たのではないか。2017/11/23

西野西狸

2
いや、とにかく読むのに骨折った。子規、漱石、志賀、横光、大江など貫通させ論じていて、まるで草迷宮に迷い込んだようである。概念言葉が多く嚙み砕くのが大変だった。2017/08/12

でこぼこ

1
?謎の本でございます。でも著者の方の仕事がみつかってよかった。一発逆転の小説家より大学の専任の安定さか・・・おめでとーございます、というよりほかはない。2016/10/01

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