NHK出版新書<br> 人類の未来 AI、経済、民主主義

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NHK出版新書
人類の未来 AI、経済、民主主義

  • ISBN:9784140885130

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内容説明

トランプ政権と民主主義のゆくえは? EUの将来は? 世界経済は今後どう変わるのか? シンギュラリティとはそもそも何か? 国際情勢、AIと人間、気候問題、都市とライフスタイルの未来像……。データとファクト重視、冷徹な現状分析を旨とする大御所たちに、「都市を変えるアイディア」を実践している若き知性を加えた計5人にズバリ斬り込み、今いちばん知りたいことに明確なビジョンを示す大興奮の一冊。

1 トランプ政権と民主主義のゆくえ ─ノーム・チョムスキー
2 シンギュラリティは本当に近いのか? ─レイ・カーツワイル
3 グローバリゼーションと世界経済のゆくえ ─マーティン・ウルフ
4 都市とライフスタイルのゆくえ ─ビャルケ・インゲルス
5 気候変動モデル懐疑論 ─フリーマン・ダイソン

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

66
人類が地球の運命を変える時代に生きているという。チョムスキーは、現在世界一の知識人とも称される(15頁)。 チョムスキー氏: 最も重要なのは、欧米はこれまでのネオ・リベラル(新自由主義)政策が、人々を停滞させ、後退させることになった(32頁)。トランプ大統領は神経の細い誇大妄想狂です。非常に危険です(41頁)。プーチンはけっしてナイスな人物ではない(57頁)。核戦争が起こったら、核兵器を発射した国は破壊されてしまいます。反撃されなくても、核の冬によって滅びてしまう(62頁)。2017/06/24

つきかげ🌙

33
各分野を代表する5人の著名人に著者がインタビューする構成。AI、経済、国際関係、建築、温暖化。2029年にコンピュータが人間の脳を凌駕するとか、地球温暖化は間違っているとか非常にセンセーショナルな内容を含むが、インタビュー内容を追っていると不思議にそういうこともあるかもなーと思ってしまう。それぞれのトピックだけで本が構成されていたら途中で読むのを挫折していただろうが、うまく各内容が配置されているため、辛いながらもかなり早く読了できた。各インタビュイーに対応する著者の博識ぶりに驚かされる。凄い。2017/11/07

もちもちかめ

28
続編ってなんでこんなに期待はずれなの?前作と何が違うのか。専門的なわりにインタビューが短すぎて結局何が言いたいのかアヤフヤだしとにかくつまんなかった。天才が自身の論をとうとうと展開してるんだろーなーと思いつつ、根拠をはしょるもんだから、適当なでたらめをよく知らんおっさんがセケンバナシとして吹いてるだけに読める。残念。前作読み返そ。2017/09/08

Fondsaule

24
★★★★☆ 2017年出版の本なので、トランプ政権の話だったり、ブレグジットの話だったり、人類の未来というには、若干古くなっているところもあったりする。 が、 カーツワイルのAIに対する考察が興味深い。 2030年代には、血球サイズのロボットが血液中に入って免疫機能を補助するのか! 著書の「スピリチュアルマシーン」「マインドをいかに生み出すか」とか読みたくなる。2021/04/28

breguet4194q

20
この手の本は積ん読してはならない。初版が3年前だから、当然その編集したインタビューはその前の情報です。それを前提に読み返す事に価値はあるかもしれませんが、やはりタイムリーに読むべきだったと反省。ただ、どのインタビュアーも鋭くて、事の本質を見極めてます。その姿勢を知るだけでも、読んでよかったと思いました。2020/04/25

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