【ゆめタウン廿日市店】 たかはしきよし先生 原画展開催中! 2018年6月
子どもたちに人気のダンゴムシ。でもその生態は案外知られていません。じつは昆虫ではなく、エビやカニと同じ甲殻類のなかまなのです。その固い外皮を作るためにはカルシウム分が必要なので、時折コンクリートを食べています。だから、わたしたちの身近でよく見られるのですね。落ち葉をはじめ、いろんなものを食べる「自然界のお掃除屋さん」ダンゴムシ。そんなかれらの生態を暖かく親しみやすい貼り絵で描いた自然観察絵本です。
前作『ぼく、だんごむし』で好評を博した著者コンビの第2弾。暖かいストーリーとカラフルな貼り絵の世界が展開します。セミの幼虫は何年もの間、土の中で木の根から樹液を吸って成長していきます。そういった生態の一つひとつを、穴を掘って幼虫を観察したり、樹皮に産みつけられた卵を探したりと綿密な取材に基づいて制作されました。ノンフィクション絵本ならではの、事実の持つおもしろさをお楽しみください。
くわがたの特徴は、角みたいに生えた、2本の大きなあごでしょう。くわがたのめすには、おすのように大きなあごはありません。しかし小さなめすあごは、卵を産むために、堅い朽ち木をかじるという、おすのあごにはない、すごい力を持っています。『ぼく、だんごむし』『ぼく、あぶらぜみ』に続く、得田之久・たかはしきよしの昆虫シリーズ3作目は、あまり知られていない、くわがたのめすの姿をみていきます。