【紀伊國屋書店出版部】4月新刊『1964年の東京パラリンピック──すべての原点となった大会』

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
リハビリの一環として始まった試みが
人々の人生を変えていった

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

第二次世界大戦期、イギリスで脊髄損傷者の治療にスポーツを取り入れたことは、身体機能の回復に留まらず、障害者の生活の質の向上、就労や自立の支援につながる画期的な試みでした。

本書は、先進的な意識と類いまれな情熱で日本の障害者福祉・医療・スポーツに多大な貢献をした中村裕医師と、1964年の国際身体障害者スポーツ大会(のちに第2回パラリンピックとして認定)に出場した選手や関係者、そして、戦後の障害者を取り巻く社会を描いたノンフィクションです。下半身の自由を失った人々は家や病院にこもるしかなかった昭和半ばの日本で、共生社会の実現につながる一歩を踏み出した人々の姿は、現在の社会のありかたにも問いを投げかけます。

「障がい者を見せ物にするな!」
そんな野次と戦いながら
怯むことなく信念を貫いた医師・中村裕さん。
1964年の東京パラリンピックの成功は、
障がい者の心と身体を明るく元気にしただけでなく、
自立と就労に導いた。
日本が共生社会への第一歩を踏み出した瞬間を知った。

日本パラ陸上競技連盟会長
増田明美さん 推薦!

5/9付朝日新聞「私の一冊」でもご紹介頂きました!


出版部バナー.jpg電子はこちら

1964年の東京パラリンピック すべての原点となった大会
佐藤次郎
紀伊國屋書店 (2020/05 出版)
ISBN:9784314011723
価格:¥1,980(本体¥1,800)

カートに入れる 本棚に登録 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

2020.06.02 出版  スポーツ 社会 パラリンピック 福祉