《第155回紀伊國屋サザンセミナー》 桐野夏生『抱く女』(新潮社)刊行記念トークイベント 桐野夏生×内田樹 「抱く女」の時代とは ※本講演会は終了しました

155s-m.jpg第155回紀伊國屋サザンセミナー
桐野夏生『抱く女』(新潮社)刊行記念トークイベント
桐野夏生×内田樹
「抱く女」の時代とは

桐野夏生さんの最新小説『抱く女』で描かれるのは、「抱かれる女から抱く女へ」とスローガンが叫ばれ、連合赤軍事件が起き、不穏な風が吹き荒れる1972年。その1970年代はじめ頃、桐野夏生さんと内田樹さんは、共に東京で青春時代を過ごしていました。70年代前半はどんな時代だったのか、日本はどんな国だったのか、その頃学生は何を考えていたのか、そして今、この日本で彼らは何を考え、どう行動しているか――。初顔合わせの内田樹さんと桐野夏生さんが熱く語り合います。

日 時|2015年7月9日(木) 19:00開演 (18:30開場)
会 場紀伊國屋サザンシアター (紀伊國屋書店新宿南店7F)
料 金|1,500円 (税込・全席指定)

《6月10日(水)10:00よりチケット発売・電話予約開始》

前売取扱(店頭販売)
 キノチケットカウンター (新宿本店5階/受付時間10:00~18:30)
 紀伊國屋サザンシアター (新宿南店7階/受付時間10:00~18:30)
電話予約・お問合せ
 03-5361-3321 (紀伊國屋サザンシアター/10:00~18:30)

sainkaitetopen1.jpg
 講演終了後、桐野さん、内田さんのサイン会を行います。
 当日、会場ロビーにて対象書籍をご購入の先着120名様に整理券を配布いたします。

【プロフィール】


kirino-c-m.jpg桐野夏生 (きりの・なつお)
1951年金沢市生れ。成蹊大学卒。93年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞、98年『OUT』で日本推理作家協会賞、99年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、04年『残虐記』で柴田錬三郎賞、05年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞、08年『東京島』で谷崎潤一郎賞、09年『女神記』で紫式部文学賞、10年『ナニカアル』で島清恋愛文学賞、11年同作で読売文学賞を受賞した。近著に『ハピネス』『だから荒野』『夜また夜の深い夜』『奴隷小説』など多数ある。

uchida-m.jpg内田樹 (うちだ・たつる)
1950年東京生れ。神戸女学院大学名誉教授。武道家、多田塾甲南合気会師範。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。専門はフランス現代思想、武道論、教育論、映画論など。主著に『ためらいの倫理学』『日本の身体』『街場の戦争論』ほか多数。『私家版・ユダヤ文化論』で小林秀雄賞、『日本辺境論』で新書大賞受賞、著作活動全般に対して伊丹十三賞受賞。神戸市で武道と哲学のための学塾「凱風館」主宰。

共 催|新潮社、紀伊國屋書店


【書籍ご紹介】

抱く女

抱く女

桐野夏生 / 新潮社
2015/06出版
ISBN : 9784104667048
価格:¥1,620(本体¥1,500)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

この主人公は、私自身だ――。1972年、吉祥寺、ジャズ喫茶、学生運動、恋愛。「抱かれる女から抱く女へ」と叫ばれ、あさま山荘事件が起き、不穏な風が吹く七〇年代。二十歳の女子大生・直子は、社会に傷つき反発しながらも、ウーマンリブや学生運動には違和感を覚えていた。必死に自分の居場所を求める彼女は、やがて初めての恋愛に狂おしくのめり込んでいく――。揺れ動く時代に切実に生きる女性の姿を描く、永遠の青春小説。

2015.06.10 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA  東京 講演会 関東 !!