【紀伊國屋書店出版部】3月新刊『オープンサイエンス革命』

新時代の科学へのマニフェスト
オ-プンサイエンス革命
ミカエル・A.ニ-ルセン、高橋洋
紀伊國屋書店 (2013/04 出版)
ISBN:9784314011044
価格:¥2,376(本体¥2,200)




「オープンサイエンス」とは――
オンラインネットワークを活用して科学研究の成果をオープンに共有し、
より効率良く発展させようという試み。
インターネットの出現で科学の営みは劇的に変わりつつある。
17世紀の科学雑誌による知の共有化という第一次オープンサイエンス革命に次いで、現在は第二次革命期にあると主張する著者は、オンラインネットワークを駆使した知の共有化の可能性を検証し、その重要性を訴える。
●チェスの王者がネット上に集まったアマチュアたちと戦う「カスパロフvsワールド」
●アマチュア天文家たちが未知の銀河系調査に携わることができるサイト「ギャラクシー・ズー」
●数学者たちがオンラインで協力して問題解決に挑む「ポリマス・プロジェクト」
●パズルゲーム愛好家たちがたんぱく質の折りたたみ構造を解析する「フォールド・イット」
その他、リナックス、ウィキペディア、学術論文のオープンアクセス化、ヒトゲノムプロジェクトなど豊富な具体例を挙げて、現状の科学の問題点や、オープンサイエンス実現への課題をわかりやすく解説し、その将来を展望する。