《新宿セミナー@Kinokuniya》『世界は文学でできている』刊行記念講演会 沼野充義×亀山郁夫「新・世界文学としてのドストエフスキー」(2012年3月22日)※本講演会は終了しました。
そういわれて久しく、21世紀の今、文学は限りなく越境し、外国人が日本語で表現し、日本人が外国語で小説を書く時代が到来しました。
また翻訳は、たんなる言語の変換ではなく、文化の混淆から立ち上がる新しい文学の可能性を示唆する言葉となっています。
時代と国境を自在に超えて、現代日本によみがえったドストエフスキーこそ、その象徴。
新訳を続ける亀山郁夫と沼野充義が、その現代的意義を縦横に語りあいます。
日 時|2012年3月22日(木)19:00開演(18:30開場)
会 場|新宿・紀伊國屋ホール(紀伊國屋書店新宿本店4階)
料 金|1,500円(全席指定・税込)
主 催|紀伊國屋書店
協 力|(財)出版文化産業振興財団、光文社
《3月4日(日)より、チケット発売・電話予約受付開始》 |
1 越境文学の冒険―言語のはざまを生きる(リービ英雄;沼野充義)
2 国境も時代も飛び越えて―ネットは文学を変えるか(平野啓一郎;沼野充義)
3 「Jブンガク」への招待―世界文学の中で日本文学を読む(ロバート・キャンベル;沼野充義)
4 詩を読む、詩を聴く―詩は言葉の音楽だ(飯野友幸;沼野充義)
5 現代日本に甦るドストエフスキー―神なき時代の文学者たちへ(亀山郁夫;沼野充義)
おわりに 「三・一一後」の世界文学を読むために
「スタヴローギンの告白」として知られる『悪霊』第2巻「チーホンのもとで」には、3つの異稿が残されている。
本書ではそのすべてを訳出した。
さらに近年のドストエフスキー研究のいちじるしい進化=深化をふまえ、精密で画期的な解説を加えた。
テクストのちがいが示すものは何か。
抽選で、サイン本プレゼント!(3/19(月)追記) |
沼野充義(ぬまの・みつよし)
1954年、東京生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授(現代文芸論・スラヴ語スラヴ文学研究室)。東京大学教養学部教養学科卒、同大学人文科学研究科大学院を経て、フルブライト留学生としてハーヴァード大学大学院に学ぶ。 文芸評論、翻訳、日本文学の海外への紹介にも積極的に取り組んでいる
亀山郁夫(かめやま・いくお)
1949年生まれ。現在、東京外国語大学教授ならびに同大学学長。ドストエフスキー関連の研究のほか、ソ連・スターリン体制下の政治と芸術の関係をめぐる多くの著作がある。
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