【紀伊國屋書店出版部】8月新刊 『イスラームから見た「世界史」』

イスラ-ムから見た「世界史」

イスラ-ムから見た「世界史」

タミム・アンサ-リ-、小沢千重子 / 紀伊國屋書店
2011/09出版
ISBN : 9784314010863
価格:¥3,672(本体¥3,400)

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9・11――その時はじめて世界はイスラーム世界に目を向けた

 インド北部から中央アジアのステップ地帯にまで広がるミドルワールド――この広大な地域に広がるイスラーム世界とその歴史について私たちは何を知っているでしょうか。

 古代・中世・ルネッサンスを経て、産業革命、民主革命へ......私たちの多くが依拠する、西洋中心の「世界史」においては、主役を演じる国以外は後景へと追いやられています。9・11をきっかけに西洋世界ははじめてイスラーム世界に目を向けました。
 ともにメソポタミアではじまったふたつの歴史のもう一方では、いかなる物語が進行していたのでしょうか。十字軍遠征、植民地時代......そして、9・11――ムスリムは自らの歴史をどう捉え、いかに語り伝えてきたのでしょうか。

 アメリカにおける複数の世界史の教科書の執筆者でもある、アフガニスタン系アメリカ人の作家タミム・アンサーリーによる、もうひとつの「世界史」から、混迷を続けるイスラーム世界の成り立ちが見えてきます。

2011.08.24 出版