2010年04月01日
紀伊國屋書店、国民読書年企画第一弾 文学フェア「ワールド文学カップ」開催! ~世界 53 ヵ国の文学作品による夢の競演~
国民読書年の今年、紀伊國屋書店では独自の大型ブックフェアを開催致します。その第1弾として、新宿本店 2 階中 央催事場にて、文学フェア「ワールド文学カップ」を開催致します。

各国のチームとして、例えばインド代表にはジュンパ・ラヒリ、アラヴィンド・アディガなどインドにルーツを持つ作家の 他、ジョン・アーヴィングの『サーカスの息子』やアントニオ・タブッキの『インド夜想曲』が入ります。また、文学大国であ るイングランド、フランス、ドイツ、ロシア、アメリカでは作品に通底するテーマによってチームを編成。そのひとつ「反逆 の国アメリカ」では、19 世紀末のマーク・トウェイン『ハックルベリ・フィンの冒険』から現代のスチュアート・ダイベック 『シカゴ育ち』まで、時代に縛られない縦断的なラインナップとなっています。
また国別に編成したチームのほか、文庫化されている海外文学作品を 156 点、「往年の名選手たち」として展開。日 本の作品も「日本文学代表選抜会」として、文庫 156 点を展開。全体を通してみるとホメロスからガルシア=マルケス まで、泉鏡花から伊藤計劃までが並ぶ、古今東西の文学が一堂に会した祭典の様相を呈しております。前回同様、 採り上げる文学作品 650 点、全てに担当者が実際に読んだ上での推薦コメントをご用意し、会場で小冊子として無料 配布致します。この機会に是非、ご来場下さい。
ブックフェア 「ワールド文学カップ」
場所:紀伊國屋書店新宿本店 2 階中央催事場
期間:2010 年 4 月 1 日(木)~5 月 17 日(月)
企画:
・文学作品 650 点を作家の出身国や作品の舞台によって世界 53 カ国のチームに編成し、展示販売。
・会期中は毎週、売上冊数に応じて各チーム、各作品の得点を集計。世界ランキングを発表。
・採り上げる作品には全て担当者が精読した上で推薦コメントを用意。
・推薦コメントはブックレットにまとめて会場で無料配布するほか、公式ブログ内では PDF を公開。
選者:紀伊國屋書店ピクウィック・クラブ(紀伊國屋書店新宿本店スタッフ有志)
公式ブログ:http://booklog.kinokuniya.co.jp/pickwick/
■「ワールド文学カップ」世界ランキング集計方法 「ワールド文学カップ」フェア会期中、フェアに参加している作品の売上冊数を文庫本 1 冊=1 ポイント、単行本 1 冊=3 ポイントとしてそれぞれの所属チームの得点を集計し、世界ランキングを決定致します。 ランキングは毎週、一週間の売上を集計して「今週のランキング」として発表(「往年の名選手たち」「日本文学代表選 抜会」は別枠にて発表)。会期通算のランキングは、途中経過を 4 月下旬に、会期終了の 5 月 17 日以降に最終的な ランキングを発表する予定です。
【紀伊國屋書店ピクウィック・クラブ】
紀伊國屋書店ピクウィック・クラブは、紀伊國屋書店新宿本店のスタッフ有志が立ちあげた、文学と呼ばれるあらゆる 芸術(小説、戯曲、詩、随想など)をこの上なく愛する文学フェア実施団体です。
フェアにおいては1.読んだことのない作品は一冊も入れないこと、2.作品は必ず精読した上で推薦コメントを用意することを信条としています。昨年実施した「対決! 共鳴し合う作家たち」が異例の成功を収めたことから、今年もフェアを企画する運びとなりました。尚、当ク ラブの名称はチャールズ・ディケンズの名作から採ったものです。