2009年06月01日

凸版印刷、紀伊國屋書店が業務提携、 大学向けソリューションプログラムを共同で提供 ―大学のブランディング支援から、IC 学生証、電子掲示板など教務支援まで一括サポート―

凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立直樹、以下 凸版印刷)と株式会社紀伊 國屋書店(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:高井昌史、以下 紀伊國屋書店)は、『大学向けソリューショ ンプログラム』の開発および提供について業務提携することで合意しました。これにより、両社は『大学向けソリュ ーションプログラム』の本格的な全国展開を 2009 年6月よりスタートします。

この『大学向けソリューションプログラム』は、凸版印刷が持つIT技術や、ICカード、デジタルサイネージなどの 先端技術を開発したソリューションと、紀伊國屋書店が持つ学術コンテンツの流通・利用のノウハウと大学市場で の営業力を組み合わせたサービスです。パンフレット制作や雑誌広告、書店店頭を絡めた広告展開による大学 の広報・ブランディング支援から、e-ラーニングシステム、デジタル出版などの学修支援、ICカード学生証や電子 掲示板を使った学内情報配信サービスなどの教務支援まで、幅広く大学が抱える課題の解決をサポートします。



<背景>
・少子化の進行や社会的ニーズの高まりにより、大学を取り巻く環境が厳しさを増すなかで、より効率的な組織運 営や修学内容の向上が求められています。また入学生の確保のためにも、各大学の魅力や果たしている役割 を戦略的に広報展開することが重要になってきています。

・凸版印刷と紀伊國屋書店は、大学が持つこれらの課題に対して今まで培ったノウハウと先端技術力を活かした ソリューションを共同で開発してきました。これまでも、広島県の新設大学に IC カード学生証や学校案内制作ソ リューションを共同で提供、仙台市地下鉄ホームに設置したデジタルサイネージ「まちコミ」での広報活動を共同 でテスト実施するなど、協業の枠組みを強化してきました。今回、『大学向けソリューションプログラム』として、より 多くの大学に活用してもらうべく、全国規模での販促活動を本格的に開始します。

<特長>
・凸版印刷の持つ技術力による、先進的なソリューションプログラムと、紀伊國屋書店の持つ大学向けソリューショ ンのノウハウを提供。

・各種ソリューションを一括して提供、ブランディングから教務支援までより一層の効率化が可能。

・両社の組織力を活かし、ソリューションの全国展開が可能。サテライト・キャンパスや複数拠点にも対応。

<売上目標>
初年度(2010年度)で 20大学/教育機関で採用を目指し、10億円の売上を見込んでいます。

<今後の予定>
今後、両社は新たな大学向けソリューションの開発を行うとともに、両社のもつリソース、技術を活用し大学市場以 外の分野でも新事業を展開できないか、積極的に検討していきます。

以上