【紀伊國屋ホール】 岡部企画プロデュース公演「追憶-七人の女詐欺師- 追憶する人は、ただ一人」(2017年11月9日~12日)※本公演は終了しました
岡部企画プロデュース公演 岡部企画・紀伊國屋書店提携 『追憶-七人の女詐欺師-』 追憶する人は、ただ一人 |
■日程 2017年11月9日(木)~12日(日)
■作・演出 岡部耕大
■出演
萩野道子 北川宏美 綾部愛己 犬飼佐和子
岩男和子 渋木美沙 田中香子 有賀洋之
岡部大吾 小林太一 高橋裕太 中島文博
橋本利貴 (順不同)
■ストーリー
2・26事件や阿部定事件があった昭和11年。東京神田の乾物卸問屋「肥前屋」の主人・軍兵衛(40歳)が首を吊って死んだ。狂言自殺説もあるが殺されたとも囁かれる。寂しい通夜である。近所の人は、真面目で温厚なこの人には、身寄りも親戚もなかったのかと噂する。
降り積もる雪。銀世界である。そこに女の客が訪れる。それも次々と七人もの喪服の女の客である。洋装や和装の違いはあっても、七人とも喪服である。卸問屋の主人は、軍人・田畑香大佐や悪徳商人「越後屋」の善兵衛(45歳)と賄賂や軍品の横流しを結託することを嫌がり、殺されたとの噂も持ち上がる。裏では金貸しもやっていたらしい。それを推理する蕎麦屋の親父梅太郎(45歳)と刑事の山形伝七(40歳)や巡査の保造(35歳)。七人の女は卸問屋の主人とはそれぞれに因縁があった。
「この人はそんなに艶福家だったのか」
「人は死んでみないとわからない」
そして、阿部定事件。世情は騒然である。
七人の女は復讐を誓う。三味線の師匠・千代(40歳)、呉服問屋の未亡人・啓子(35歳)、小唄と踊りの師匠・幸(35歳)、「トランプはアメリカだから嫌いだよ」と軍兵衛に怒られるトランプ占い師・キヨ(35歳)、割烹旅館の仲居・泉(30歳)、「越後屋」の奉公人・サト(20歳)、神田女学校の女学生・萌(18歳)の「肥前屋」に縁の七人の女である。田畑大佐には息子・龍介(20歳)がいた。武器は美貌と色仕掛けと女の知恵。七人の女は「でも、本当に好きだったのはあなただけです」と追憶する。阿部定も「好きになるのは一生に一人でいい」とまで言い切っている。その時代に七人の女が手練手管で軍と悪徳商人らに女の武器で復讐をするのである。2・26時代の軍歌や流行歌がふんだんに流れ、軍国主義へと突入する時代を活写する。
■日程表
《チケット情報》
■チケット発売 9月25日(月)10:00~ ■前売券取り扱い |
■お問合せ 岡部企画 044-933-9754