内容説明
「大和国」奈良県は、いたるところに遺跡・古墳・古寺社があります。古代史のメイン舞台となった飛鳥から、卑弥呼の墓とも言われる箸墓古墳、「咲く花の匂うがごとき」平城京まで、今なおさまざまな謎とロマンを秘め、古代史ファンの探究心をかきたてます。また、吉野山の桜や、宇陀山地などの豊かな自然を求めて、多くの観光客が訪れ、茶道具や手漉き和紙などの伝統産業も健在です。幅広い奈良県の魅力をあますところなく伝えます。
(本作品は紙書籍から写真の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。)
目次
第1章 奈良県ってどんなとこ?
第2章 奈良県歴史散歩
第3章 歴史・考古・史跡編
第4章 人物・宗教編
第5章 民俗・産業編
第6章 地理・自然編
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
niz001
5
元が所謂『読む事典』からの奈良部分抜粋だけあって、一項目が短く読みやすい。おかげで情報量が少なく不満。誤字・ルビ間違いも目に付く。2019/10/11
わ!
2
一時期シリーズとして、ほぼ47都道府県分の本が刊行された中の奈良県版です。すべてを購入したわけではありませんが、近畿圏の本だけ、古本屋で出会えば購入しています。京都の様に、いつでも何冊でも資料が手に入る都道府県は良いのですが、奈良や滋賀や和歌山のの様に、資料が少ない都道府県を知りたい時は便利です。もちろん都道府県を知る情報としては少ないのですが、都道府県を調べ始める際、私の場合、その都道府県の雰囲気(イメージ?)をつかむ一冊というのが欲しくなります。そんな位置づけの一冊としてこのシリーズは最適なのです。2022/10/14
涼
0
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2013/06/post-416d.html2017/02/25
watausa
0
戦国期の「人国記」の大和人の項目に書いてあることを知って、なるほど現代の全国学力調査の奈良の子供は規範意識が薄いということに納得。2012/08/18
蝉の一生
0
地元のことを知るべく読みましたが、やはり、奈良は奥が深かった。「ランキング 数多い日本一」の章では、「「日本初」物では(中略)数え上げるときりがないので、以下省略する」!とバッサリ割愛されてしまったくらいです。民俗、地理、歴史、自然など諸分野でテーマを設け簡潔に記載されてます。「奈良盆地における条里制成立の謎」では、条里制が律令制の下、成立したのではなく、平安時代の荘園制で施行されたとの説が有力となっていることなど、そうだったのか!という新たな学びがたくさんありました。2022/12/25