書評で読む

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 ...

『利己的な遺伝子 40周年記念版』刊行記念
【書評】佐倉 統「世界を変えた一冊」 

この度の新装版刊行を機に、あらためて多くの読者が本書と出会えることを願い、進化生物学に軸足を置きながら幅広いご活躍をされている東京大学大学院情報学環教授の佐倉統先生に、熱い推薦文的書評をご寄稿いただきました。特集記事はこちら⇒【対談】橘 玲 × 吉川浩満…

       

書評  2018.02.15 

前提を揺さぶる驚き 研究という営みにも着目、重要な視点を提示 『動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか』(フランス・ドゥ・ヴァール 著)【書評専門誌 「週刊読書人ウェブ」】

【内容説明より】ラットが自分の決断を悔やむ。カラスが道具を作る。タコが人間の顔を見分ける。霊長類の社会的知能研究における第一人者が提唱する"進化認知学"とはなにか。驚くべき動物の認知の世界を鮮やかに描き出す待望の最新作。【評者】蔦谷 匠(京都大学大学…

       

書評  2018.01.30 

学問的信念とは何か 大学のいまを知る入門書 さまざまな観点から「病」を摘出 『「大学改革」という病  学問の自由・財政基盤・競争主義から検証する』(山口 裕之 著)【書評専門誌 「週刊読書人ウェブ」】

【内容説明より】「役に立つ学問」という幻想、「純粋な学問」という神話。大学改革における論点を整理し、改革を推進する側と批判する側の根拠や正当性を再考する。「大学とは何か・今後どうあるべきか」を考えるために知っておくべき手がかりがここに。【評者】小林 …

       

書評  2018.01.23 

『広辞苑』の編者新村出の人間像に迫る労作『広辞苑はなぜ生まれたか ― 新村出の生きた軌跡』(新村 恭 著)【書評専門誌 「週刊読書人ウェブ」】

【内容説明より】【三浦しをん氏推薦!】「偉大にしてチャーミング! 『広辞苑』編者・新村出先生の多岐にわたる業績だけでなく、恋愛や生活をも知ることができ、胸キュンしました。なんと魅力的なお人柄!」没後50年、初の伝記。厖大な資料から祖父の素顔に迫る。…

       

書評  2018.01.16 

蔵書とは自分そのもの 本を買う側の貴重な証言に『蔵書一代』(紀田順一郎 著)【書評専門誌 「週刊読書人ウェブ」】

【内容説明より】やむをえない事情から3万冊超の蔵書を手放した著者。自らの半身をもぎとられたような痛恨の蔵書処分を契機に、「蔵書とは何か」という命題に改めて取り組んだ。近代日本の出版史・読書文化を振り返りながら、「蔵書」の意義と可能性、その限界を探る。…

       

書評  2017.11.27 

現代世界を哲学するために 「哲学者」としてのアーレント『実存思想論集ⅩⅩⅩⅡ アーレントと実存思想』(実存思想協会編)【書評専門誌 「週刊読書人ウェブ」】

【内容説明より】目次ハイデガーからアーレントへ―世界と真理をめぐってハイデガーからアーレントへ―ハイゼンベルク「不確定性原理」との対向を手がかりに故郷喪失時代のタウンミーティング―福島県飯舘村を事例として「見捨てられていること」の消息ニーチェの「…

       

書評  2017.11.20 

PDCAサイクルを鋭く批判 「計画―実行―点検―改善」という発想がもつ問題点とは『反「大学改革」論 若手からの問題提起』(藤本夕衣、古川雄嗣、渡邉浩一編)【書評専門誌 「週刊読書人ウェブ」】

【内容説明より】これから大学はどうなっていくのだろうか。今後の大学を担う若手たちが、現状の批判的検討を通じて、より望ましい方向性を模索する【評者】日比 嘉高(大学教員(日本近現代文学・文化研究))全十三章どれも、思い当たるところがあったり、身近で…

       

書評  2017.11.17 

やはり先達はすごい モモエママの人生波瀾万丈っぷりに驚がく『二丁目の叔父さん』(大谷 峯子 著)【書評専門誌 「週刊読書人ウェブ」】

【内容説明より】わたしの叔父は、ゲイだ。そのメッカといわれる、新宿二丁目で、40年、ゲイバーをやっている。その叔父にインタビューした。よく知っている叔父。驚くような話。すべては、彼と、そして、彼らの人生。わたしのだいすきな叔父さんの人生。【…

       

書評  2017.10.30 

多面的な美輪明宏の魅力 反逆の精神に真骨頂がある『美輪明宏と「ヨイトマケの唄」 天才たちはいかにして出会ったのか』(佐藤 剛 著)【書評専門誌 「週刊読書人ウェブ」】

【内容説明より】「自分以外の人によって、己れの人生を克明に調べ上げ語られると、そこには又、異なる人物像が現出する。歴史に残る天才達によって彩色された果報な私の人生絵巻が、愛満載に描かれていて、今更ながら有難さが身に沁みる」――美輪明宏三島由紀夫、中村八…

       

書評  2017.10.23 

肉食による地球環境破壊 食肉の世界がもつ奥深さを認識させる『人類はなぜ肉食をやめられないのか 250万年の愛と妄想のはてに』(マルタ・ザラスカ著)【書評専門誌 「週刊読書人ウェブ」】

【内容説明より】人類が肉食に魅せられる理由―ヒトの進化、栄養の真実、おいしさの秘密、文化や象徴、セックスと権力、アイデンティティ、菜食主義の失敗、など徹底探求!肉食化が進むアジア、食肉がなくなる地球の近未来。「栄養転換ステージ5」へ向けて...壮大なスケー…

       

書評  2017.10.16 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 ...