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基本説明
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本書の特色
・草木による天然染料で忠実に再現
「紅百回茜百回」といわれるほど、自然の植物からの染色法は美しく仕上げるために何回も染めるので時間がかかる。また、染める季節は気温の低い冬に限られるため、本書の染め上げにも六年の歳月がかかっている。それだけに化学染料、顔料ではとうてい再現できない美しいものとなる。
・正絹の染布で作った初の日本色彩見本帖
江戸の紺染一枚のみ木綿を使ったが、あとの一三九四枚は、最も発色の良い正絹羽二重に染めた。文献に残された色名だけでも九○○余色あるといわれる日本の色彩の実物色見本帖は初めてのものである。技術的に困難な染布貼付の製本技術も新しい方式を採用した。
・染色法の過程を分析提示した
一つの材料から一つの色を染めるだけでなく、先人はさまざまな交染を工夫し複雑な色を作りあげている。その過程を染布で示した。また、染色の文献が正しいかどうかを批判しつつ、ある色を特定しなくてはならない。その試行錯誤からたった一枚の色を得るために何日もかかることが珍しくない。染めの分析過程で、分量、媒染の間違いを発見したものは、本書で初めて提示した。
・古代から江戸まで歴史的に編集
現代でも新しい色が生まれるように、色彩は時代の美意識と価値観を反映して作られ、色名も変化していく。従来、日本の色彩を概観する場合、時代を無視してひとまとめに並列させているが、本書は色彩の登場を歴史的に追う視点を重視し、色を個別のものとしてではなく文化史の中に位置付けようとした。
・古典文学、歴史理解に必携
『源氏物語』『枕草子』等の平安文学から江戸の文学まで。あらゆる古典に色名は登場するが、それがどんな色であるかの確認は専門家でもできにくい。本書は、その当時の色彩の再現を果たす事によって、一目で色名、配色が理解でき、最もわかりにくい、平安時代の「襲色目」「重色目」も、初めて多くの例を実物の布色で再現した研究者必携の書である。
・日本色彩史と染色技術の詳細な解説書付
別巻として、古代から江戸までの本編に収録した色彩、配色の研究の成果をまとめ、色彩が各時代の美意識の現れからとの考えから、何ゆえこの色、配色が生まれたかという歴史的変遷、またその染色の技術を個々の色にわたって開示し、著者独自の説を収録した。
第一巻
古代の色
第二巻
平安時代の色 重色目 四季
第三巻
平安時代の色 重色目 四季通用
第四巻
平安時代の色 襲色目 古代から中世の色概観
第五巻
江戸の色
著者紹介
松本宗久
昭和元年京都で生まれる。昭和一九年、日本美術学校卒業と同時に学徒兵として中国へ。復員後、泥谷文景について水墨画を研修。和田三造(色彩による文化功労者)と知り会い、日本の色彩美(不飽和色)の研究をはじめる。昭和二六年、京都に戻り色彩の研究を開始。昭和三七年、文化庁文化財保護委員会の委嘱により、国宝等の修理とその指導を担当。昭和四九年、『草根花木皮染』(求龍堂)を刊行。昭和五一年より文化庁文化財課の依頼により、歴世服装美術復元制作、昭和五七年、『王朝盛飾』(学習研究社)刊行。
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