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内容説明
いわゆる「問題解決」や「ロジカルシンキング」本を買ってはみたけれど、結局、使えない。課題をきれいに整理して、プレゼンまでは上手にできたけれど、そこでおしまい。実際には、問題は未解決のまま……そういう経験をなさっている方も少なくないはずです。
「どんなに美しい戦略でも実施されなきゃゴミ」(本文より)。本書は、実行することにこだわります。なぜなら、実際のビジネスの場面で大事なことは、分析することでも整理することでもなく、「実行」することだからです。きれいに整理しなくても、華々しいプレゼンができなくても、不格好でも実行し、結果を出すことが求められます。
実行する過程の中で、何より大切なのが、本書のタイトルでもある「ミッション」です。思わぬ困難があったとしても、変わらぬモチベーションを持ち続けるだけの「ミッション」。なぜ、それを実行するのかというそもそもの使命です。
正しいミッションの作り方を身に付けて、自分の会社で、お店で、そして自分自身の人生においても、実際にあなたが描き、巻き込み、実行し、成果を出す「ミッション・ピープル」になっていただくこと。それが本書の目的です。
実際にスキルを「使える」ようになっていただくために、リアルな「ストーリー」を用意しました。舞台は、某航空会社。主人公は入社四年目にして、なぜか経営企画室に配属された現代っ娘、大空翔子。主人公といっしょに楽しみながら、ミッション・ピープルへのプロセスを体得していきましょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きむロワイヤル
5
経営コンサルタントの様に、問題解決の手法を使い、解決案を提示されても大抵うまくいかない。どうしてうまくいかないのか?それは、コンサルは問題解決の経験が少ないので提示される案に魂がこもっていない。ということで、どうやったら問題解決に魂がこめられるか?を物語形式で書かれている。たとえつたなくても、要因解析から解決案提示までを自分たちでやれれば、そこに魂が宿るという考え方に共感。ある意味、コンサルはこう使え!といういい例。2013/03/31
ティーチピー
4
「目的意識を持っている人は挫けにくく強い」というシンプルな意義のもと、ならばその目的意識(つまりミッション)をどう設定したら良いか?ということを実用企業小説の体裁で論じている。企業内の業務でも個人のキャリアパスを設定することにも使えるため、年度明けのこの時期にはぴったりの1冊だった。2015/04/08
わらびん
4
単なる教科書でなく、実務を想定した内容で書かれていて即実践できそうな感じだ。コンサルタントだが、コンサルタントという言葉を使わずに目的へ向けてプロジェクトを進めること、何より目的を遂行することに重点を置いているのが共感持てる。2012/04/18
復活!! あくびちゃん!
3
まさかストーリー仕立てになっているとは思わなかった。この手の本と違う点は、ミッションの組み立て方やキーパーソンの口説き方が書いてあるところ。ただ、どうせここまでするなら、もう少し細かい点まで丁寧にストーリーに書き込めばよかったのに、とは思う。でも、読んで損はない一冊。2012/06/12
学楽生喜(がくらくせいき)
2
・半年前に読んでいた本だが、事業計画が佳境に入ってきたので再読。ミッションが大事という点はあらためて再認識できた。ともすると枝葉末節に囚われてしまい、テクニックやアイデアという部分をあれこれと考えてしまいがちだが、思考と行動の判断の拠り所となるミッションが重要であり、逆にこれが出来れば自然と様々なものが決まっていく気がした。それと以前作った自分自身のミッションが意外なほどよく出来ていたのには驚いた。日々の忙しさに忙殺され、忘れてしまっていたが、これをベースに生きていればもっと日々が充実したのになあと反省。2013/10/11