内容説明
現地取材を重ねた著者による最後のルポルタージュ! 2027年に創立100年を迎える「ショパン国際ピアノ・コンクール」。ライブ配信によって第19回大会も注目を集めた一方で、前例のない採点方式などが物議を醸した。さまざまな思惑がせめぎあうなか、若手ピアニストの登竜門はどこへ向かうのだろうか――。本書は、1位のエリック・ルーと2位のケヴィン・チェンの一騎打ち、4位の桑原志織、大躍進の中国人ピアニストなど直近大会の演奏を振り返るとともに、ショパン・コンクールの今後を占う。さらに、出場者のマネージャーらを取材。キャリアという視点で大会の価値を再考する。
目次
はじめに
第1章 第2回ピリオド楽器のためのショパン・コンクール
第2章 第19回コンクール 予備予選
第3章 本大会のあらまし
第4章 採点システムの改変
第5章 3人のプライズ・ウィナー
第6章 ズートン・ワンとダン・タイ・ソン門下
第7章 注目の日本人ピアニストたち
第8章 ゆめかとゆりあ
第9章 ケヴィン・ケナーの想い
第10章 さまざまな価値観のせめぎあい
おわりに ショパン・コンクール100年と未来への展望
補遺 マネージャーたちの奮闘
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
manabukimoto
3
誰もが知っている世界的なコンクールの実像。全ページ、全章、読み応えあり。 長い歴史のあるコンクールだけに「ロマンティック」「ザッハリヒ(即物主義)」「18世紀風」とトレンドがあること、採点方法が「もう一度聞きたいか?Y/N」方式から点数方式になったこと、ピアノは選べてスタインウェイに次いでカワイの評価が高いこと(ヤマハは…)、師弟システムの善悪(技術や伝統の継承VS受動的な生徒)、そんな中「子どもの頃から先生の言うことを聞かないで周りを困らせていた中川優芽花」の存在!など。 ショパコンの楽しみ方が増えた!2026/10/18




