内容説明
護憲は「お花畑」で「非現実的」なのか? 九条を持つ日本国憲法を使いこなすことは、国益に反するどころか、国を強くする。権力を縛ることは、むしろ統治の力を高める。憲法学と政治学の叡智が描き出す、世界の「現実」と向き合うための新しい護憲論。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
manabukimoto
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憲法学者の長谷部先生に、政治学者の杉田先生が、「憲法学者のものの言いよう」に喧嘩を売り続ける、そんなエキサイティングな一冊。 ・従来の「権力を縛る」という憲法観を脱し、多様な価値観を持つ人々の共存を実現させるための決まり、としての憲法という考え(長谷川先生) ・憲法には原理と準則という二面があり、変えていけないのは原理。 ・平和主義と国民の安全は衝突、故に最小限の軍備を持つことはという『解釈』はあり。 長谷部先生の「解釈」で乗り切ろうとする憲法学者の思考が腑に落ちない。真逆の読みができるのはありなのか?2026/10/31
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立憲主義と安全保障を糸口に長谷部恭男の憲法観を知ることができる対談本。『法とは何か』でも思ったが、対談者の法律や立憲主義の考え方はかなりドライで、それは憲法の議論でも変わらない。護憲派と聞いて思い浮かべるイメージのもとで読むと驚く箇所が多いかもしれない。法律学という単一の視点から語られている部分が多いので、勧誘とソースの投げつけ合いに終始し、論点が拡散しがちなツイッターとは別に、テーブルの真ん中にこういう本を置きながら話し合う時間があってももいいのではないかと思った。2026/11/03




