内容説明
「孤独」とは何か――
6冊の本を持ち寄り、読み、対話する。
小説家と臨床心理士による、文学と心のキャッチボール。
その先で二人が発見したものとは?
ひとりの夜、この本はあなたを照らす光になる――。
あなたも「秘密の読書会」への扉を開いてみませんか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あんこ
19
小川さんと東畑さんのひっそりした読書会にほんの少しだけお邪魔しに行った気分になれました。 私が小川洋子作品を好むのは、他の人ならば見過ごしてしまう、或いは怪訝に思う行動や出来事を適切な場所に置いてくれるというところなのですが、この読書会でも一貫して小川さんの視点が優しく、居心地が良かったです。 また、カウンセラーである東畑さんの読み方もおもしろく、特に『ミリアム』で小川さんと東畑さんで少女に対する視点が違っていた時のやり取りがおかしかったです。2026/11/03
ほんメモ(S.U.)
17
作家の小川洋子さんと臨床心理士の東畑開人さんの対談集。孤独がテーマの読書会は、お二人のそれぞれの著作『耳に棲むもの』『カウンセリングとは何か』に加えて各自持ち寄った4冊の本が取り上げられていました。T・ウィリアムス『ガラスの動物園』、エンデ『はてしない物語』、カポーティ『ミリアム』、村上春樹『蛍』。特に『はてしない物語』の各登場人物が主人公バスチアンにとってどのような存在なのか、考察が素晴らしかったです。大人になってからも読む価値のある作品。対談を振り返る、小川洋子さんのあとがきがとても美しかったです。2026/10/26
a
10
孤独と文学についての対話。今までぼんやり考えていたことが見通しよく提示されている。でもその提示はアカデミックな冷たさではなく、より人間的に温かい。孤独に対して個人的に考えていることの「和音」がここにある。2026/10/12
チワ
8
小川さんと東畑さんの対談形式。 孤独について、人間の心について深く学びが多くある本だった。「孤独とは、その混雑を、外からは一人に見えるかたちで抱えている状態なのかもしれません」という。 人と関わり交流することで人は心を揺らす。しかし、それだけではいけない。孤独の中で心の中に湧き出るもの、充満するものをどう整理するか。 人がよく生きるにあたって、孤独を育てるということが必要になってくる。2026/10/21
pushuca
4
同じ本を読み、それについて語る二人の言葉に、何度もハッとさせららた。私の読みはまだまだ浅い。2026/10/29




