ちくま新書<br> 世界地図と地球の時間 ――グリニッジ標準時と本初子午線

個数:1
紙書籍版価格
¥1,012
  • 電子書籍
  • Reader

ちくま新書
世界地図と地球の時間 ――グリニッジ標準時と本初子午線

  • 著者名:石橋悠人【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 筑摩書房(2026/10発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480077707

ファイル: /

内容説明

20世紀、世界は標準化された――
ロンドンの天文台が司る、巨大システム

いま、この本を手に取ってくれたあなたは、地球上のどこにいるのか。それが地球上のどこであれ、正確に「ここ」と示すことができる便利な指標がある。「緯度」と「経度」である。

経度と緯度を調べれば地球上の座標が定まり、時計を見れば、今が何時かすぐわかる。経度差から外国の時間も計算できる。便利だが、あまりに当たり前で、もはや意識すらされないこの時間と空間の指標が、世界で統一されたのは、19世紀末から20世紀中頃のことであった。同時に、イギリスのグリニッジ天文台という施設を基準とした世界中を覆うこの巨大なシステムが、各地域で各民族に流れていた時空の感覚を塗り替えてきた。いつ、どうして、時計と地図は標準化されたのか。その歴史に迫る。

===
【目次】
はじめに

第一章 世界地図を編む人々――並び立つ本初子午線
1 世界の最西端
2 大西洋からパリへ
3 「この船」の現在地を知る
4 それぞれの本初子午線

第二章 グリニッジ天文台――空間と時間が交差する場所
1 地図の帝国
2 陸地測量部の設立、インドの地図化
3 海図に描かれる世界
4 時間の帝国

第三章 多様な基準線、異なる時間――本初子午線をめぐる論争
1 なぜ本初子午線の統一が必要になったのか
2 ある鉄道技師のアイデア
3 ピラミッドを基準とする
4 メートル法との駆け引き

第四章 本初子午線をめぐる外交――時間と空間の国際秩序
1 国際子午線会議の開幕
2 本初子午線と世界標準時の成立
3 合理的で科学的な判断

第五章 時間と空間の輸入――標準化への長い道のり
1 日本標準時をつくる
2 「太陽の時間」と「人工の時間」
3 標準化のゆくえ

おわりに
あとがき
===

目次

はじめに/第一章 世界地図を編む人々――並び立つ本初子午線/1 世界の最西端/2 大西洋からパリへ/3 「この船」の現在地を知る/4 それぞれの本初子午線/第二章 グリニッジ天文台――空間と時間が交差する場所/1 地図の帝国/2 陸地測量部の設立、インドの地図化/3 海図に描かれる世界/4 時間の帝国/第三章 多様な基準線、異なる時間――本初子午線をめぐる論争/1 なぜ本初子午線の統一が必要になったのか/2 ある鉄道技師のアイデア/3 ピラミッドを基準とする/4 メートル法との駆け引き/第四章 本初子午線をめぐる外交――時間と空間の国際秩序/1 国際子午線会議の開幕/2 本初子午線と世界標準時の成立/3 合理的で科学的な判断/第五章 時間と空間の輸入――標準化への長い道のり/1 日本標準時をつくる/2 「太陽の時間」と「人工の時間」/3 標準化のゆくえ/おわりに/あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

61
副題通り本初子午線とグリニッジ標準時がどのようないきさつで決まってきたのかを丁寧に論じたもので、今までこうした切り口から書かれたものは読んだことがなく、非常に面白かった。天文学者、航海する船乗りに測量技師などの人達の地道な努力が地図を作っていく。結局18~19世紀に世界の海運王国だったイギリスが、他を圧する海図などを作成していたことが、グリニッジに本初子午線が決まる理由となる。確かに19世紀帝国主義のチャンピォンだったからという単純な理由ではなかったが、でも煎じ詰めればそう説明しても大きな間違いではない。2026/10/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/23629329
  • ご注意事項

最近チェックした商品