ハラスメント最終報告

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ハラスメント最終報告

  • 著者名:勅使川原真衣【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 晶文社(2026/08発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794980656

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内容説明

ハラスメントにサヨウナラ! 注目の組織開発者が書いた、常識を覆す究極のハラスメント対策本。
人と人との関係性を主軸に置いた、あたらしい組織論がここにある。

「意識啓発をどれだけ頑張っても組織からハラスメントがなくならない理由はこれだったのか。ハラスメントに苦しむ人がいなくなりますように」──太田啓子(弁護士)

「ハラスメントは被害者と加害者の問題ではない。私たち皆が分業して立ち向かうべき構造なのだ。全社会人必読の書」──朱喜哲(哲学者)


「ハラスメント」という言葉は社会の至るところに溢れたが、その氾濫に現場は追いつけず、事案は多元化・複雑化している。
ハラスメント防止教育やアンガーマネジメント研修など、個人の意識・感情・スキルの改善を前提とする「個人モデル」では、ハラスメントを根絶するのはむずかしい。ハラスメントの根は個人の悪意にあるのではなく、構造にある。ハラスメントの「個人モデル」から「社会モデル」への視点の転換が必要だ。
組織開発者として注目を集める著者が、事例的なストーリーもあげながら、ハラスメントの構造を解きほぐす画期的なテキスト。企業の経営陣、中間管理職、現場の社員それぞれに有益な、ハラスメントを終わらせるための究極の対策本。

“私は本書において、ハラスメントを「問題の個人化」を超えた観点から眺め直そうとしている。ハラスメントという感情や傷つきを問題にするところまでやっときたのなら、それを個人単位の良し悪し、加害・被害のような単純化した二項対立的議論や、新自由主義の申し子である「自己責任論」の延長線上から離したいのだ。”(本文より)

【目次】
序章 「ハラスメント」飽和社会を読む
第1章 ハラスメントの現在地
第2章 「個人モデル」でハラスメントを見ることはなぜ不毛なのか?
第3章 「社会モデル」で見るハラスメント
第4章 関係論的ハラスメント防止策とは何か
終章 組織がつづくということ
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

M H

21
ハラスメントが認知されてきた経緯、最近の複雑化とその対応について。著者は従来の対応を「個人モデル」、あるべき姿を「社会モデル」と定義している。属人的で特定の人物に負荷がかかりやすい「個人モデル」から責任、役割を分散させる「社会モデル」へ。要するにハラッサーをその場の対応で罰してもまた同じようなケースが出現するので、ハラスメントが出現する土壌に着目、環境調整していく。頷くところが多かったが、原因になっている業務過多、属人的な組織のあり方は企業外も絡み、どう落とし込むのか。思うところあって辛い。2026/09/10

manabukimoto

4
勅使河原さんは「組織を個人モデルではなく、社会モデルで視て、関係性を調整する組織開発」を生業とする。文化放送「ラジオマガジン」で耳馴染みの専門家でもある。 人間は弱い、間違う、ことを起点に個人ではなく組織のあり方を見直すべきだと、繰り返し主張する。 「ハラスメントとは、誰かの性格や資質の問題ではなく、関係の配置と役割の過集中、そして余白の欠如が作り出す「関係の暴力」である。p226 職場だけでなく、あらゆる人との関わりに有効な書。 2026/09/22

spike

3
「最終報告」とあるが、答えを示してくれるわけではない。だが非常に濃密な思索の道を見せてくれるし、読者にディスカッションを求めているようにも思える。ところどころ?な論理もあるけれど、そこを大きな流れでぶん回すのはこの著者ならでは。組織に関してかなりいろいろなことを考えさせてくれる、とてもとても収穫の多い一冊。2026/09/18

三沢まりの

1
読み終えた直後に最初から読み直したくなる。題名と比して文体は軽やか、非常に論理的でわかりやすい。ハラスメントを個人モデルだけでなく社会モデルで捉え直すこと、個の悪意や二項対立ではなく関係性や構造、配置の問題とすること、これらはきっと抑止や再発防止につながると思わせてくれる。それをどう実践していくかは課題だけれども、身の回りからやっていけるとも思える。そして締めの言葉が秀逸(ここでは敢えて触れないが、ある意味で目から鱗でした)2026/10/02

おっきぃ

1
ハラスメントの問題を個人だけでなく社会の側からも考えていくことは全く賛成であるのだが、この本の語り口がとても入り組んでおり明確でない気がしてしまう。最終報告という割にははっきりしない。もちろん、簡単な処方箋があれば苦労しないのは言うまでもないし、具体的な事例に応じて考えていくしかないのだが、それにしてもページ数の割には内容が薄い気がしてしまった。繰り返すが主張については完全に同意する。2026/09/06

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