内容説明
その日、名門・架純学園は地獄へと変貌した。未曾有の感染症下、カリスマ学園長が下した「全寮制高校の完全封鎖」。外界から断絶された感染ゼロの理想郷は拍手喝采を浴びた。
だが、高潔な規律の裏側で、少年少女の心は腐敗していく。野球部エースの精神崩壊と下級生へのいじめ、新任教師の禁断の恋、裏口入学の罪。そして、狂信的な偶像崇拝。出口を失った「苛立ち」は「憎悪」へと変容し、一夜にして惨劇の幕が上がる。
『スイート・マイホーム』の神津凛子が描く、逃げ場のない監獄。極限の殺し合いが、いま始まる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
sayuri🍀
23
物語の舞台は長野県の全寮制高校・架純学園。カリスマと崇められる平等正文が学園長を務め、学生にも保護者にも「理想の学校」と称されてきた。しかし未曾有の感染症が流行したことで状況は一変する。外界との断絶、完全封鎖――その瞬間から悪夢が始まった。身を守るための行動が、教師と生徒を次々と悪意の渦へ引きずり込み、やるかやられるかのサバイバル地獄へと変貌していく。多面性を持つ人物ばかりが現れ、容赦ない殺人バトルに息を呑む。悪人を手のひらで転がす悪人。ラスト1頁までドキハラが止まらない、濃密で壮絶なサイコミステリーだ。2026/09/01
chuji
2
久喜市立中央図書館の本。2026年8月初版。書き下ろし。私立架純学園周囲の「勝利の堀」は吉原のお歯黒溝のように足抜け防止策ですねぇ。矢鱈に教師・生徒が殺害された学校です。事件後「平等フリースクール」が設立されましたが、オイラが中坊だったら架純学園に興味は湧かないし、ましてやフリースクールは、、、神津さんの著作は五冊目の読了です。2026/09/02
みやび
0
☆3.52026/09/06




