内容説明
フランス革命を境に、社会や体制に反抗する者への刑罰は、支配者が権力を誇示する苛烈な身体刑から、監視と規律を基本とする「監獄」への収容へと変わっていく。それは支配や統治に柔順な個人を作る過程でもあった。権力の捉え方を一変させた記念碑的著作にして、AIなどによって高度化する統治下に生きる現代人の必読書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
燃えつきた棒
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最初、僕は自分が本書を、10月10日に日仏会館で開催されるイベント「ミシェル・フーコーと哲学・政治・社会──生誕100年記念シンポジウム」に参加するために読んでいるのだと思っていた。 また、先日、慎改氏の『ミシェル・フーコー 自己から脱け出すための哲学』 (岩波新書)の感想で書いたように、慎改氏の『監獄の誕生』の読解と僕のそれとは解釈が異なるので、慎改氏が新訳とその解説によって、どのような読解を展開しているのか確認する意味もあった。 だが、本当は、それだけではなく、怠惰という僕が犯した罪とそれに対する→2026/10/08
キャラ
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いろいろと批判されがちな本書だが、史学的誠実さに徹するというより、”監獄”に象徴される言表、権力と認識の生産の関係について仮説を提示するために、無理矢理なところが生じているといったところ。フーコー自身は示唆に富めばいいと割り切っている書物だと思う。2026/10/12




