大江健三郎論集成

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大江健三郎論集成

  • 著者名:蓮實重彦【著】
  • 価格 ¥4,180(本体¥3,800)
  • 講談社(2026/08発売)
  • ポイント 38pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065429822

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内容説明

伝説の批評、待望の増補決定版。

初期の短篇から『水死』『晩年様式集』まで――。「同時代の大江健三郎」に対峙し続けた批評家による、半世紀におよぶ批評を集成。

小説を「読む」という〈事件〉
========
目次

『懐かしい年への手紙』を読み直すことで、『集成』へと導入する――序に代えて             

I 作品と向かいあうこと――『大江健三郎論』
とりあえずの序章
第一章 数の祝祭に向けて
第二章 等号の無限連鎖
第三章 荒唐無稽な綱渡り
第四章 説話論的な葛藤
第五章 記号のメロドラマ
第六章 脆弱な仮設橋を渡る
第七章 不真面目な後継者
第八章 終末論的言説の零度
あらずもがなの終章
『大江健三郎論』あとがき
『大江健三郎論(新装版)』あとがき

II 複数の作品をめぐって――『小説から遠く離れて』より
分身と激励(XIII)
神話的三角形の世界(XIV)
起源なき生誕(XVI)
装置と形式(XVII)
長篇小説の新たな定義に向けて(XVIII)
もう一つの風俗小説論(XIX)
中継点としての長編小説(XX)

III 作品から遠ざかることーー後期作品を読む
去年の暮れ、突然に――大江健三郎『臈たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ』論        
窮することで見えてくるもの――大江健三郎『水死』論
大江健三郎「私」論――『晩年様式集』をめぐって

補遺
1)書評・短評  
小説の構造――大江健三郎著『小説の方法』書評
笑ってる場合か!――大江健三郎、古井由吉著『文学の淵を渡る』書評
大江文学の意味について
「最後の小説」 なだらかな文体にこもる終わりえぬものへの祈り

2)対談
青木保×蓮實重彦「二〇世紀のコスモロジー――大江健三郎をめぐって」
島田雅彦×蓮實重彦「大江健三郎を求めて――抑圧する父の消失・『同時代ゲーム』と『夢使い』・性の問題,語りの問題・読者層の変化をめぐって」
筒井康隆×蓮實重彦「同時代の大江健三郎」

3)追悼
ある寒い季節に、あなたは戸外で遥か遠くの何かをじっと見すえておられた
大江健三郎の周辺では、いま、現実の女性もフィクションの女性も、自分の言葉を滑らかに語り始めている

新発見の二作の小説によって、新たな『大江健三郎全集』に向けての時間が、いま艶やかに始動する――あとがきに代えて

初出一覧
索引

目次

目次
『懐かしい年への手紙』を読み直すことで、『集成』へと導入する――序に代えて
I 作品と向かいあうこと――『大江健三郎論』
第一章 数の祝祭に向けて
第二章 等号の無限連鎖
第三章 荒唐無稽な綱渡り
第四章 説話論的な葛藤
第五章 記号のメロドラマ
第六章 脆弱な仮橋を渡る
第七章 不真面目な後継者
第八章 終末論的言説の零度
あらずもがなの終章
『大江健三郎論』あとがき
『大江健三郎論(新装版)』あとがき
II 複数の作品をめぐって――『小説から遠く離れて』より
分身と激励
神話的三角形の世界
起源なき生誕
装置と形式
長編小説の新たな定義に向けて
もう一つの風俗小説論
中継点としての長編小説
III 作品から遠ざかることーー後期作品を読む
去年の暮れ、突然に――大江健三郎『臈たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ』論
窮することで見えてくるもの――大江健三郎『水死』論
大江健三郎「私」論――『晩年様式集(ルビ:イン・レイト・スタイル)』をめぐって
補遺
小説の構造――大江健三郎著『小説の方法』書評
笑ってる場合か!――大江健三郎、古井由吉著『文学の淵を渡る』書評
大江文学の意味について
「最後の小説」 なだらかな文体にこもる祈り
対談
青木保×蓮實重彦「二〇世紀のコスモロジー ――大江健三郎をめぐって」
島田雅彦×蓮實重彦「大江健三郎を求めて――抑圧する父の消失・『同時代ゲーム』と『夢使い』・性の問題,語りの問題・読者層の変化をめぐって」
筒井康隆×蓮實重彦「特別対談 同時代の大江健三郎」
追悼
ある寒い季節に、あなたは戸外で遥か遠くの何かをじっと見すえておられた
大江健三郎の周辺では、いま、現実の女性もフィクションの女性も、自分の言葉を滑らかに語り始めている
新発見の二作の小説によって、新たな『大江健三郎全集』に向けての時間が、いま艶やかに始動する――あとがきに代えて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

やまねっと

21
大江健三郎の書籍を20冊以上読んできたからそろそろこういう作家論の本を読んでみても良いだろう。と思って読んだが、もともと大江健三郎の本は難解だからこの本も容易い表現で書かれたものではなかった。「同時代ゲーム」しかり「万延元年のフットボール」が数の理論と説話論的に解読するのが分かりやすいと著者が書いているが、本当に大江健三郎自身が考えてたかと疑問がでてきたが、とても説得力のある解明だった。筒井康隆も筆者も「同時代ゲーム」が最高傑作だと口を揃えて言っている。時期を見て「同時代ゲーム」を読み直そうと思っている。2026/09/27

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