内容説明
次はいったい誰になればいいのだろう。
世間を震撼させた白昼のテロ事件から17年。
名を変え他人になりすまし、〈無実〉の彼女はなぜ逃げ続けたのか?
1995年3月某日。
東京渋谷駅で、毒ガス散布事件が発生。実行犯として指名手配されたのは、
宗教団体「光の心教団」の男性幹部と、
何も知らされず行動を共にしていた23歳の信者岡本啓美。
この日から、無実の啓美の長い逃亡劇が始まった。
他人を演じ続けて17年、流れ着いた土地で彼女が見つけた
〈本当の罪〉とはいったい何だったのかーー。
解説/梶原阿貴
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
カブ
29
凶悪犯として指名手配された23歳の啓美。他人を演じ続けて逃げた17年。ヒリヒリした逃亡劇とは違い、誰も気が付かなかっただけというが、予想通りの結末となる。1人ではできなかったことが協力者がいて成しえたことだが、どんなに困難な状況でも人は生きるんだなと思った2026/09/04
のぼる
12
桜木作品ではそういうことが多いが、女性は皆強く、男性は皆弱い。2026/08/18
Nobuko
5
あの事件が題材かなぁ いわれなき罪から逃げ続けた主人公の17年間2026/08/24
tnyak
5
ヒロインの逃亡劇。それにしても、桜木紫乃さんが描く男性は、ことごとくダメ男なんですね。 2026/08/05
ウ・トポス
2
わたしは、逃げていたわけじゃない。ーーー見つからなかっただけ。 その日、たまたま幹部と会い、そのまま行動を共にしただけでテロ事件の実行犯と見なされ、逃亡生活を余儀なくされた啓美。 名前を偽り、見た目を偽り、己を偽り逃亡生活を続ける彼女は、様々な人の助けを借り同時に利用されている様にも見えた。 人は、なかなかしぶとい。2026/09/02




