内容説明
一年間不登校だった中学生の始は、春から再び学校に通いだした。その目的は、この学校にいるはずの〝ある人〟を捜すためだった。そんな中、始は校内の廊下に倒れている女子生徒と遭遇する。彼女は「星空中毒」という珍しい病気にかかった、高等部の遠山先輩だった。夜空の星を長時間見続けることで発症するその病気は、近年発見されたばかりの未知の病だ。始は、遠山先輩の友人・ひまわりに勧誘され、星空中毒を観察する「空想研究会」へ入ることに。研究会の活動をするうちに、始はかつて遠山先輩やひまわりと親しかった、今は亡き少年について知ることになり……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Gigafly
27
似た経験をしたからといって、その人の気持ちを完全に理解することはできない。それでも、その人を想い、そばにいることはできる。そして、そのために一歩踏み出すことができる。「空想は、苦しさから、逃げる為じゃない」「空想は、自分から新しい一歩を、踏み出すために」2026/08/10
信兵衛
25
住野さんのデビュー作「君の膵臓をたべたい」は、難病を抱えた女子高生と男子同級生の青春恋愛物語でしたが、さしずめ本作は大事な人に取り残された者たちの者たちの物語といって良いでしょう。 「君の膵臓」に続く青春譚を読んだ気がして、気分は爽快です。2026/08/19
nyanco
23
星空中毒という設定に惹かれて読んでみました。なかなか物語に入っていけない。中高生の感じ、住野よるさんらしい青春譚なのですが、どうにもだらだらと続くように感じられてしまいました。残念。2026/08/23
本の蟲
18
普通?の青春小説かと思いきや「星空中毒」という未知の依存症が出てくる。それでいて深いテーマにはなっておらず、酒や薬物だとNGなので代替設定を無理に捻り出した印象。死別への向き合い方の話なのだろうが、無理な設定に引きずられて色々ちぐはぐ。過去の少年視点の章はすらすら読めて一エピソードとして楽しんだが、現在の各登場人物の動きや心情には共感できず、魅力を感じない。クラスメイトに忌避されている巡の境遇も深堀りされずに終わり(読み逃がし? されてないよね?)、消化不良な読後感2026/08/16
hutaro
17
星空中毒という病気を患った高校生と、彼女と繋がりがあった高校生(故人)がメインの切ない物語...なのだが、私にはさっぱり合わず。私の感性が死んでいるのだろうか、なかなかページを捲る手が進まなかった。本作を面白く読んでいる方には申し訳ないが、この登場人物たちがどうなろうとどうだっていいと思うほど、彼らへの興味関心は薄かったし、のんべんだらりと日常生活が書き連ねてあるだけでキツかった。主人公が途中、故人の高校生に変わるのだが、そのパートも長過ぎたし、ラストも想像の域を越えず、なんだか残念だった。☆12026/08/14
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- 和書
- 古代史論集 上




