角川文庫<br> 江ノ電を待ちながら

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角川文庫
江ノ電を待ちながら

  • 著者名:喜多嶋隆【著者】
  • 価格 ¥1,012(本体¥920)
  • KADOKAWA(2026/07発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041175309

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内容説明

各駅停車の江ノ電は、観光客や地元の人を乗せて、今日も湘南の海沿いをゆっくり走る。オリンピック強化選手に選ばれなくても、ひたむきに練習を重ねるビーチバレーの選手に出会った青年が、忘れかけたていたサッカーへの情熱を取り戻していく「夢をほおばっていた」。観光客でにぎわっている極楽寺駅で、小さな神社の娘が、参拝客を呼び寄せるために突飛なアイディアを思いつく「君に捧げるイエスタデイ」。稲村ケ崎で生まれ育った女性が、モデルになり多忙な日々を送っているが、クラスメイトとの再会でふと潮風の中での生活を思い出す「人生の途中下車」など。人生のターニングポイントでふと立ち止まった人々が、新しい一歩を踏み出す姿を描く、温かな連作短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

S.Bow

1
江ノ電を舞台に、沿線で生活する人たちの物語 喜多嶋さんの短編集は久しぶりな気がする。 夏はこういう爽やかに読める短編が似合う。しかも江ノ電だし。 各駅停車で行く江ノ電のように、丁寧に人生を過ごす人々の姿は美しい。 出来ているかは別として(笑)、受けた恩は誰かに回そうって考えを持ってるワタクシ。英語ではペイフォワードって言うんだ。良い言葉を知った。2026/07/29

パパんつ

1
喜多嶋先生久しぶりの短編集 最近インバウンドで賑やかになったりSNSでキラキラしてたりしてる江ノ電だけど、そこには普通に暮らしている人もいるわけで そんな人たちの5つの物語 読後はサッパリ清涼感✨ 猛暑日や酷暑日が続くこの夏にお薦めの一冊です😉2026/07/28

1
ご本人にサインをいただき、楽しみに読み始めた喜多嶋隆さんの新刊。 江ノ電を利用する登場人物たちの短編集。 喜多嶋隆さんの作品は、映像的だといつも思う。 シナリオのように短い言葉で的確に、情景や温度を描き出している。 そして、食べ物や飲み物の表現がとてもいい。飾らないけど食べれば心が解けるような、そんな普段使いの食べ物のシーンがとても印象的だ。 海の匂いを感じる作品。この季節にとっても合う。 2026/07/28

Hitoshi

0
夢を、ほおばっていた(江ノ島駅) 宮本和也 県立七里ヶ浜高校サッカー部ゴールキーパー ラーメン一龍 吉沢可奈 県立鎌倉高校ビーチバレーボール、 海風のアトリエ(長谷駅) 中里絵美 水彩画 うろこ亭(和田塚駅)寿司屋 プラットフォームで深呼吸(腰後駅) 中山佐和子 広告代理店 コピーライター 君に捧げるイエスタデイ(極楽寺駅) 宮部鈴 ギター ERNIE BALL リッケンバッカー325型、ビートルズ パイナップル畑よ永遠に(稲村ヶ崎駅) 則子 ボディボード STRONG CURRENT ペイ・フォワード2026/08/03

Wata

0
「江ノ電を待ちながら」のタイトルとは裏腹に、この短編集の主役は江ノ電ではないと思います。 どこの線路ともつながっていない江ノ電は、終点に到着すると、しばらく停車して、折り返しの始発電車となる。 走り出した江ノ電は、各駅に止まり、反対の終点に着いたら、また、しばらく停車してから、始発電車となる。 本編の感想を書こうと思ったら、こんな江ノ電の運転する姿がイメージできました。 終点についたる江ノ電が、乗車している人が降ろしているように物語が始まり、新しい乗客を迎え入れて、発車するように終わっていくようでした。2026/08/02

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