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内容説明
ロシアの政治ジョークが描く、民衆の不満と批判! 「アネクドート」とは、主に旧ソ連を中心とする国々で発展した政治的風刺・ジョークである。レーニンによる世界初の社会主義革命、赤軍と白軍の内戦、スターリンの大粛清、史上最大の戦争となった独ソ戦、戦後の社会主義建設と解体、国家の崩壊――。「戦争と革命の世紀」の激動を横目に、ロシアの民衆はジョークによって憂さを晴らし、事態を諦観してきた。本書では、日本人が笑えて学べて納得できる作品を厳選し、ロシア革命からウクライナ戦争まで、百年余の歴史を「アネクドート」でたどる! ●第一章 社会主義革命とスターリン 一九一七~五三年 ●第二章 フルシチョフ・ブレジネフ時代 一九五三~八二年 ●第三章 ソ連型社会主義の現実 ●第四章 ゴルバチョフとペレストロイカ 一九八二~九〇年 ●第五章 ソビエト帝国の崩壊 一九九一年 ●第六章 悪夢の一九九〇年代 一九九二~九九年 ●第七章 独裁者プーチンの謎 二〇〇〇~一二年 ●第八章 強面のプーチン外交 ●第九章 超富裕層オリガルヒの跋扈 ●第十章 プーチン終身体制へ 二〇一二~二六年 ●第十一章 ウクライナ戦争と「笑い」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
23
主に旧ソ連を中心とする国々で発展した政治的風刺・ジョーク「アネクドート」。日本人が笑えて学べて納得できる作品を厳選し、百年余の歴史をたどる1冊。スターリン時代の命がけの批判からグラスノスチで市民権を得た解放感、今また戦時下で再び処罰の対象となりつつある変遷。プーチン自身もジョークを好む一方で、軍や大統領を揶揄するネタが消えていく現状は、統制が強まる社会の空気を感じさせて、醒めた批判精神から教科書的な通史では感じにくい時代の体温や民衆の心が伝わり、表向きの支持率の裏に潜む思いを知る手がかりになる1冊でした。2026/08/17
A.Sakurai
2
アネクドートは大好きなので昔から関連本は読んできているが,プーチン時代のネタはあまり記憶にない.本書は最新刊なのでウクライナ戦争以後のものも含まれている.でも,昔のネタの焼き直しが多くて,これぞというものは見当たらない.過去の強権的な政権と同じ構造なので,ツッコミどころも同じだからだろう.実際,政権に都合の悪い人物は21世紀になっても窓から落ちることがある.★アネクドートは体制内部の不満のガス抜きという『スターリン・ジョーク』の解説はいまでも新鮮な視点.本書に云う民衆の抵抗とはちょっと違うのだろう.2026/07/28
入江・ろばーと
0
“プーチン大統領は選挙のたびに、「あの悪夢の九○年代に戻りたいのか」と国民の不安を煽り、自らへの支持を正当化した。プーチンと親しかった安倍晋三元首相が選挙のたびに「あの悪夢の民主党政権」と煽り、国政選挙で連勝した経緯に似ている。”わざわざこのくだりを入れる意味が分からない。2026/08/12




