内容説明
■数字を「単なる報告」から「人を動かす武器」に変える最強のコミュニケーション術
数字やデータをグラフ化して提案したにもかかわらず
「だから?」「で、何をすればいいの?」と言われたことはありませんか?
ビジネスの現場において数字は強力な共通言語です。
しかし、多くの人が数字の「結果(過去の事実)」を語るだけで、
相手が本当に知りたい「結論(未来の行動や判断)」を語れていないというのも事実です。
たとえば「売上が10%上がりました」は単なる報告です。
本当にほしい情報、
つまり「その数字から何が言えて、次に何をすべきなのか」という結論を抜きにして
結果だけを伝えても相手の心は動きません。
本書はデータ分析や統計学の教科書ではありません。
数字の意味を正しく捉え
相手の脳に一瞬で突き刺さる言葉へと変換する「言語化力」や「思考力」を磨き、
相手から「理解・納得・共感」を引き出して人を動かすためなコミュニケーション技術を解説します。
■一気に解決策へ飛びつかない!「ストーリー」の組み立て方
「売上が落ちています。至急、ポイント還元のキャンペーンを!」
―このように、問題が起きたとき原因を深く掘り下げずに解決策(方策)へと
してしまうことはよくあります。
でも、キャンペーンを打てば売上は本当に回復するのでしょうか?
多くは「根拠は?」と思うはずです。
周囲から「なるほど、この方策以外にあり得ないね」と納得してもらうためには
【ゴール→現状→要因→方策】を一本の「ストーリー」でつなぐことが必要です。
本書ではこのストーリーを構築するための「4つのステップ」を体系的に解説します。
ステップ①ゴール設定
抽象的な問いを排し指標を特定できるまで具体化する。
ステップ②現状把握
「印象」を脇に置き、適切な「ものさし」による比較で客観的事実をあぶり出す。
ステップ③要因特定
「なぜ?」を突き詰め、自分たちの手でコントロールできる具体的な行動に落とし込む。
ステップ④結論・方策策定 特定した要因を直接的に解消・軽減する、圧倒的納得感のある具体策を提示する。
■5秒で伝わる「引き算のデザイン」と「不都合な真実」
本書は思考法だけでなく、
資料作成やプレゼンに使える「演出のテクニック」も満載しています。
○グラフの「引き算のデザイン」
結論に不要な数字など、脳のメモリをムダ使いさせる「ノイズ」を徹底的に削ぎ落とし、
5秒で見せる動線を設計します。グラフの主役は「内容」ではなく「結論」です。
○「不都合な真実」をあえて開示する
都合の良い数字だけを並べる「チェリーピッキング」の誘惑を捨て、
前提条件や弱点もあえて明示することでプロとしての強固な信頼関係を築きます。
○数字を「問い」に変えて相手を巻き込む
結論を押しつけるのではなく、「この前提で出た結果をどう判断するか」と相手に投げかけ、
組織の意思決定の質を高める対話戦略を伝授します。
本書は統計学や数学の知識がなくても、
数字を「人を動かす言葉」に変える技術を手に入れることができます。



