内容説明
五十歳を迎え、生家である団地に戻った幼馴染の二人、なっちゃん(桜井奈津子)とノエチ(太田野枝)。売れないイラストレーターのなっちゃんは今やフリマアプリでの売り上げが生計のメインで、ノエチは非常勤講師の仕事のストレスを日々友に吐き出す。保育園からの付き合いの二人がゆるく、のんびり毎日を過ごす。
友情をユーモアと温かさたっぷりに描いた傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
tetsubun1000mg
280
以前読んだ「じい散歩」が独特の味がある小説だったなあと思いながら選ぶ。 じい・ばあではないがアラフィフの幼馴染の女性二人の日常を描いている。 以前TV番組で阿佐ヶ谷姉妹の暮らしぶりが紹介されていたが、こんな感じだった。 いつ解体になるか分からないような、エレベーターの無い団地に住む人たちはこんな感じかな。 フリマアプリなどやったことは無いが、筆者はどうやって取材しているのかな? それとも周りの人を観察して書いてるのだろうか。 ヤマも無いが、ストレスなく読めるので気持ちが緩んでくるような小説でした。2022/07/25
Karl Heintz Schneider
272
奈津子と野枝は、ともに50歳で独身。郊外にある築60年の団地に住んでいる。フリーデザイナー、非常勤講師と収入は安定しないが住む部屋が実家のため家賃はかからない。保育園時代からずっと一緒のふたりは仲が良く、お互いの部屋を行き来して、楽しく暮らしている。このタイトルと表紙絵を見た瞬間、読もうと決めて、読んだ結果、予想通りのゆるゆるな物語だった。大きな事件は起こらないけれど淡々と語られる日常が心地よい。結婚して子を産み育てるのが女の幸せだと言う人もいるが、近くに住む仲の良い友達と楽しく暮らすのも悪くないと思う。2022/09/28
はにこ
183
ドラマ化されていて気になっていた本。(ドラマみてないけど)古い団地に幼馴染の二人。団地の高齢者のおつかいや、オークションで稼いでいるのが楽しそう。二人の関係もとっても良いね。長く付き合っているから色んなこと知ってて認めあっていて。大きな事件とか起こる話じゃないけど、ほんわかするし、うらやましい。続編も気になる。2024/10/29
やっちゃん
173
ドラマきっかけで読んでみたけどゆるいなあ。まるで大学生みたいな暮らしの女性2人。微笑ましいし羨ましいがこれはおじさんにはできない。おじさん2人が昼間に遊んでるとかヤバい香りしかしない。おじさんは孤独。ヤフオクの断捨離いいですね。 2024/10/07
モルク
164
50才のイラストレーターではあるがフリマアプリで日銭を稼ぐ奈津子と優秀だがなかなかうまくいかず私立の非常勤講師をするノエチ。2人は幼なじみであり実家である団地に戻って来ている。昭和レトロな団地は高齢者だらけとなり50才でも若手。様々な用を頼まれることも多い。小さな喧嘩はするものの気が置けないふたり。あぁ、こんな緩い生活もいいな。小さい頃近所にあった団地、友達の家がありその間取りも鮮明に覚えている。コンパクトながら洋間があり羨ましかった。そこも今は新たなマンション、当時の人はいない。昭和が遠くなっていく2023/03/14




