若冲、川を下る

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若冲、川を下る

  • 著者名:黒川創【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 新潮社(2026/08発売)
  • 霜降の候!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~10/25)
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  • ISBN:9784104444144

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内容説明

琵琶湖、瀬田川、宇治川、淀川、大阪湾と淀川水系を辿りながら、若冲と学僧・大典の友情、二人を取り結んだ元僧侶の売茶翁、芭蕉や富岡鉄斎とのつながり、さらに著者自身が若き日から親しんだ富岡多惠子、秋野不矩、西本願寺絵所十二代・徳力富吉郎らとの交流を振り返りながら、若冲という未だ謎の多い画家の実像に迫る意欲作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

もりくに

64
辻惟雄さんの「奇想の系譜」が2004年の出版で、我が家の「若冲」参りはその頃からだが、黒川創さんの「若冲」研究は、1990年代からで、彼の業界(ノンフィクション業界?)には、話を聞ける人がいなかったというのは、頷ける。その成果は、「若冲の目」として、1999年に発表されている。前置きが長くなったが、「鶴見俊輔伝」が、出色の伝記と感じたので、若冲に興味もあり、本書を手に取った。本書は三編の短編で構成されている。小説のような、ノンフィクションのような不思議な本。登場人物、時代を自由に(唐突に?)横断してる。2026/10/20

信兵衛

21
面白い、面白くない、という類の作品ではなく、様々な人物の生きようを語る中で、若冲の姿を浮き彫りにしようとする意欲作。 いずれにせよ、興味を惹かれる部分が多くありました。2026/09/23

hasegawa noboru

13
「近江、川の流れが始まるところ」「京から、伏見へ」「大阪で海に至る」昨年発表された、若冲を巡る3連作短篇からなる。川が流れる、その流域の土地土地にかかわり軌跡を残した人たちの記憶。異能の画家若冲が発見されブームとなる以前30代のフリーライターの頃から好きで追いかけていたという作者「私」自身のそれらの土地にまつわる記憶でもある。京都から琵琶湖までボート部の練習に通ったという高校時代の話から始まって近くの「粟津の義仲寺」の話になり、小説は四方八方自在な展開を見せる。「トミオカさん」(富岡多惠子)という大先輩の2026/09/10

そうたそ

9
★★★☆☆ 琵琶湖から京都の宇治川、そして淀川から大阪湾へと淀川水系を辿りながら、若冲という画家の真髄に迫る一冊。若冲を描いた小説ではない。著者自身を思わせる作家が、時に自分の人生を振り返りながら、若冲とその長年の友人にして相国寺の僧・大典の京都から大阪への舟旅を淀川水系に重ね合わせつつ、じっくりと若冲という画家が紐解かれていく。長年、若冲に関心を向け続けてきた著者だからこそ書ける、まさにいぶし銀の一作といえる。2026/09/30

Hanna

3
琵琶湖、伏見、大阪と水系を辿りつつ若冲を巡る短編集。2026/10/08

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