流砂

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流砂

  • 著者名:黒川博行【著】
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 新潮社(2026/08発売)
  • ポイント 25pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103174035

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内容説明

匿名・流動型犯罪、通称トクリュウ。宗教二世の受け子、次々と姿を消す指示役、守り役のヤクザ……躊躇なく弱者を踏みにじる「闇バイト」組織の面々を相手に、一粒の砂のような痕跡から執念の捜査で犯罪者を追う刑事たち。壮絶な逃走劇の果てに待ちうけるものとは――。警察小説、犯罪小説を超越した圧巻の《人間小説》。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

167
黒川 博行は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 著者が旬の匿名・流動型犯罪を描く、何時もの展開ですが、こんなに人が殺されるとは思いませんでした🐸🐸🐸 https://www.shinchosha.co.jp/book/317403/2026/10/16

ナミのママ@多忙につき低浮上

81
騙された手口はメディアで紹介されるが、一体どんな仕組みになっているのかよくわからないトクリュウ。へー、こんな仕組みなんだと興味津々で読み始めたのは最初だけ。私の常識では考えられない犯人の思考と行動はどんどんエスカレートしていく。それを負う2人の刑事。いつもの作者の書くノリの軽さは無いものの、味のある2人だ。中盤からは黒川節全開、複雑に絡む犯人側の人間関係と、立ち上がった捜査本部。重厚な警察小説を堪能した。2026/09/06

kei302

45
600㌻超の大作。匿名流動型犯罪(トクリュウ)サイドの描写が多く、短絡的過ぎる行動で嫌な気分になりがちな読書だったけど、警察サイドの面々が捜査の合間に交わす軽妙なやり取りが挟まれるので重くなり過ぎずバランスが取れている。表紙の蛙はヒキガエルのマチコちゃん。母親の名前を付けてカエルに愛着を持ち、一方で、犯罪に手を染める自分を冷静に見つめている城間が印象に残った。大阪府警北淀署の刑事 皆木・迫田のコンビが捜査一課で活躍する続編が読みたい。2026/10/06

たかはしあめ

29
トクリュウという言葉をニュースでしょっちゅう 聞くようになって、ちゃんと理解したくて手にとりました。黒川博行さん初読みでしたが取材力が本当にすごかったです。臨場感が半端ない。どんどん使い捨てられていく人間関係・そして親からもらった個人の名前は封印され、符号としての偽名。624ページもありましたが、会話劇が多いため あっという間に読み終えてしまった。警察官とヤクザがそれぞれのやり方で同じ人物を追う描写は、面白くてずんずん読めました。他の作品も読んでみたいと思いました。 2026/10/11

TAKA

21
読み友さんのレビューをみて手にした1冊。すごい作品に出合ったな。現代社会の闇「トクリュウ型犯罪」作者は間近で見たことがあるかのような緊迫感のある描写だった。犯罪捜査の手際の良さや、裏社会の独自のネットワーク。それらを駆使しての追い込み。そこから結果に結びつく様は圧巻だった。トクリュウに手を染める人間の民意の低さ。いつから日本人の心はこんなにも貧しくなってしまったのだろう?人を騙し、人を殺める事へのハードルの低さが信じ難い。2026/10/16

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