県警の番人

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県警の番人

  • 著者名:天祢涼【著】
  • 価格 ¥2,112(本体¥1,920)
  • 河出書房新社(2026/07発売)
  • ポイント 19pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309032726

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内容説明

伏線完全回収の連作×警察組織ミステリー!

Q県警の誰もが逃れられない、首席監察官・鏡真人とは何者だ?

【推薦コメント】
繋がってからが真の闇。これが《連鎖式》警察ミステリの新定番だ!
──法月綸太郎氏

見たいもの、信じたいこと、守るべきなにか。それぞれの正義が事実を少しずつ歪め、事件を解くべき者たちが、次々と事件に搦めとられてゆく。すべては首席監察官・鏡真人の描いたシナリオなのか──? 高密度の謎解きに、一筋縄ではいかない警察組織の論理と倫理が絡み、連作ミステリーとしての読み応えは抜群だ。短編ひとつひとつが高い完成度を誇っているうえ、新たな視点で各エピソードをみつめなおした最終話は圧巻。なにより、読み進めるほど虚像のように思えてくる鏡真人という人物の実体を知りたくて、本を閉じることができなかった
──櫻田智也氏

【内容紹介】
Q県警内の不祥事を容赦なく暴き出し、市民からの信頼を劇的に回復させた異能の監察官・鏡真人。
〈県警の番人〉の異名を持つ彼に狙われた者は、絶対に逃れられない……。
定年前のハコ番巡査部長、所轄の生活安全課捜査員、刑事課の女性警部補、県警本部監察官警視、鏡の直属部下──五人の警察官視点で浮上する、〈県警の番人〉の正体とは。

*本作は伏線上の意図により、必ず第一話から順にお読みください。

[目次]
●第一話 組織の論理
定年目前の交番巡査部長の元へ、十年前に同僚が発砲した事件を想起させる手紙が送られてきた。

●第二話 正義の味方
鏡の命で、週刊誌の取材を受けさせられた生活安全課捜査官。彼に思い当たるのは、一本の通報だった。

●第三話 虚像の選択
鬱病で休職中の刑事課女性警部補が、痴漢容疑をかけられた同期警部補について再捜査を行う決意を。

●第四話 人事の波紋
女性がストーカーに襲われたらしき事件。監察官警視が、所轄の事前対応状況を鏡に報告すると思わぬ答えが──。

●第五話 番人の番人
鏡の直属部下である女性巡査部長は、彼の失脚を狙う。〈あの事件〉の真実を隠蔽させないために。

眼前の“真実”は、必ず第五話でくつがえる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

糸巻

24
〝監察官〟をメインにした警察小説は珍しいかな?と思い興味深く読んだ。5話の連作短編。必ず第一話から順に読むようにとの注意書きや、帯の惹句にやたらと「伏線回収」に触れているのでどんなどんでん返しが待ち受けているのかと期待し過ぎてしまうし、本編に集中したいのでほどほどにして欲しい。警察内の不祥事を公表するのか隠蔽するのかは【県警の番人】次第。全てを明らかにする必要性はあるのか考えさせられる。隠蔽が治安維持に繋がるなら致し方なしだし、地域住民が知る必要はないということ。2026/07/17

fuku3

22
2026.7.4読了。天祢涼氏初読み。Q県警は不祥事が相次ぎ、県民の信頼は地に落ち警察官の家族にまで害が及ぶ始末。そんなさ中、30代で監察官になった鏡真人は身分や階級に関係無く悪徳警官を処罰していき、世間の信頼を回復していった。その手腕を買われ警察庁幹部はQ県警上層部に圧力を掛け鏡が監察官でいられる様にした。今年度、鏡警視正は首席監察官とて復帰した。「県警の番人」と言われる由縁である。監察官ものは、勧善懲悪とは行かず清濁併せ飲む感じで、最後迄読まないと鏡の真の姿が分からない⁉︎鏡が凄過ぎる感じ!2026/07/04

キキ

20
監察官視点というのが面白い。帯の通り首席監察官、鏡真人とは何者だ?と相対する人間によって話し方、表情を変えなかなか人物像が掴めない。頭の回転が早く自分の手のひらの上で部下を転がす。その鏡が最後に見せた姿が本当の彼だとしたら、皆に多々不信感を抱かれようが監察官として自分がやれるだけの事はやるという信念を持った意外と熱い男なのかもしれない。正直もう少し鏡の事を知りたいけれど次作あり?2026/07/09

ハルめめ

14
県警の不祥事を防ぐ「県警の番人」と呼ばれる監察官・鏡真人。5話の連作ミステリ。絡まった糸がほぐれるように伏線も回収され繋がっていく。それぞれのお話が読みごたえがあった。2026/07/16

らなん

10
天称さん17冊目。2026年、連作短編集。県警の番人とは、極めて優秀な鑑察官で、名を鏡という。父である警察官の発砲について調べる娘、隣人同志の争いの相談を受けていた警察官、痴漢の疑いを持たれた人格者の警官、ストーカー被害を何度も相談されていた女性警官、別れた数ヶ月後に拳銃で自殺した同僚の警察官などの真実を見抜き、適切に対応する。ただ、なんというか、凄いと感じることが出来ない存在に思えた。先読み出来ていながら、多くを語らず、導いているからか。難しい。2026/07/14

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