内容説明
梶原一騎、ピンクレディー、阿久悠、三島由紀夫の自演映画『憂国』……戦後昭和期の時代精神の深部を〈サブカル〉から剔抉する本格評論。
【目次】
まえがき
第一章 梶原一騎 「英雄神話」としての劇画
第二章 ピンク・レディー 阿久悠と空虚な「主体」
第三章 少女ゲリラ 「ゲリラ」なき時代としての現代
第四章 『憂国』 小説、そして映画
第五章 「少年探偵団」 階級と隠された搾取の構造
あとがき
目次
まえがき
第一章 梶原一騎 「英雄神話」としての劇画
第二章 ピンク・レディー 阿久悠と空虚な「主体」
第三章 少女ゲリラ 「ゲリラ」なき時代としての現代
第四章 『憂国』 小説、そして映画
第五章 「少年探偵団」 階級と隠された搾取の構造
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
inokori
3
俎上にのせられた「戦後期昭和」は劇画原作者・梶原一騎/ピンクレディーと作詞家・阿久悠/三島由紀夫『憂国』(映画)/「少女ゲリラ」「出張」「独立少女紅蓮隊」(映画)/江戸川乱歩「少年探偵」シリーズ.「少年探偵」に関しては子ども時代に貪るように読んでいたときに感じていた違和感が明晰に論じられていた.怪人二十面相の泥棒稼業の市民的“精勤”ぶりと,ハイソな明智小五郎・小林助手・少年探偵たちに「チンピラ」と蔑まれながら手下として汚れ役を引き受ける孤児たちのぞんざいな扱われ様,そこに搾取関係を見る筆者の論は実に明快.2012/11/26
まんだよつお
1
「昭和」という時代の精神を、梶原一騎、ピンク・レディー、少女ゲリラ、『憂国』、少年探偵団、の五つのキーワードで読み解く試み。書評での好評価から期待して読んだわりには、ちょっと肩すかしをくらった感じ。差別と被差別、搾取する側とされる側、などの視点から分析した最終章が面白かった。2012/12/18
星菫
0
梶原一騎原作の劇画三つと、阿久悠の詞、ピンクレディしか、実際に知っているものがなかったのだが、著者が、わかりやすく解説してくれているので、最後まで興味を失わずに読めた。




