新潮文庫<br> フィレンツェに悪魔が彷徨う(新潮文庫)

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フィレンツェに悪魔が彷徨う(新潮文庫)

  • ISBN:9784102412817

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内容説明

1539年、コジモ・デ・メディチ統治下のフィレンツェ。夜間治安官チェーザレは、夜間外出禁止令下の雨の夜に不審者を追う最中、ミケランジェロのダヴィデ像の下で、磔刑のポーズをとらされた男の惨殺体と遭遇する。翌日、同様の手口の惨殺体が発見されるが……。猟奇連続殺人を軸に、同性愛、悪魔祓い、ヴェネツィアとの諜報戦といった要素までもが複雑に絡み合わせた歴史ミステリーの傑作!(解説・千街晶之)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

M H

26
ルネサンス期のフィレンツェが舞台で、主人公は捜査官から夜間治安官に降格されたアルド。外出禁止令のはずの夜間に不審な人物が。追いかけるとダヴィデ像の下で磔にされたようなポーズの遺体を発見する。捜査官ストロッキとのバディものが基調で、この時代らしく教会、異なる階層の住民、アルドが隠す同性愛など盛り沢山。権謀術数と秘密なしに生き延びられない必然が活写されている。伯爵夫人のキャラが良すぎて有能で個性的なアルドを喰う魅力。始末の付け方にも唸る。2026/08/30

ヒラタ

2
読んでる途中で、登場人物がしっかりとイメージできて、これはシリーズになるなとおもって読み終わって解説を読んだら、翻訳されてはないけれど、この作品の前にアルドを主人公とした本が何冊か、この作品の後にも既に2冊出版されていることを知りました。 犯人の意外性もよかったし、関係者のこれからも楽しみな作品でした。 翻訳されることを期待します。2026/08/05

Ryo0809

1
16世紀のフィレンツェを舞台に、宗教と政治、警察・司法が三つ巴で折り重なるストーリー。シリーズ4作目にして本邦初翻訳という。欧州の中世モノが好きな読者には、きっと嵌る作品だろう。基調はバディ物語であるが、どっしりと重たい中世のフィレンツェの生活や、LGBTQ+にサイコ、政治的な権謀術数などが飛び交い、立体感のある作品となっている。久しぶりのゴシックな雰囲気を楽しんだ。本シリーズの他作品も読んでみたい。2026/08/22

ありさと

0
16世紀のフィレンツェで起こる連続見立て殺人。面白かったし降格された捜査官と元部下のコンビ感は好きだけど、犯人の絞り方や犯人像はなんか雑。ちょっとなんというか「戦は嫌でございます」的な部分もあり、まあコジモはいるけど歴史物ってわけではないのでルネッサ〜ンス🥂と思って読むと肩透かしではあったかな。原書はシリーズ4作目とのことなので当初の雰囲気は気になるところ。2026/08/19

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