ちくま学芸文庫<br> ウィトゲンシュタイン〔増補新版〕 ――言語の限界

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ちくま学芸文庫
ウィトゲンシュタイン〔増補新版〕 ――言語の限界

  • 著者名:飯田隆【著】
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  • 筑摩書房(2026/06/26 配信開始予定)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480513496

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内容説明

理論への誘惑を退け、思考の悪癖を断ち切る──
現代哲学を方向づけた天才の思考をたどる最良の入門書!

哲学とは、言語の限界に突き当たってできた思考の瘤を取り除くことである。ウィトゲンシュタイン哲学の核心にふれる、定評ある入門書の増補完全版!

===
哲学とは、言語の限界に突き当たってできた思考の瘤を取り除くことだ。哲学者のつとめは、自らがこうした瘤や病気をもっていることを自覚しながら、それを治療することにある。ウィトゲンシュタインの哲学は、著述の特異なスタイル、そして彼の人柄と切り離すことができない。本書は、理論への誘惑を退け、思考の陥る悪癖を断ち切ろうとするウィトゲンシュタインの粘りづよい思考を、主著『論理哲学論考』や『哲学探究』のみならず、膨大な遺稿や講義録にも分け入り、その数奇な生涯をたどりながら一望する試みである。その後の解釈論争や最新研究を踏まえ、増補を施した入門書の決定版!

【目次】
まえがき

第1章 一九二九年
第2章 『論理哲学論考』とはどんな書物か(一)
第3章 『論理哲学論考』とはどんな書物か(二)
第4章 ウィーンからケンブリッジへ
第5章 否定の謎
第6章 像としての命題
第7章 語りえぬ事柄
第8章 再出発と破局
第9章 復帰までの道のり
第10章 ふたたびケンブリッジにて
第11章 現象言語
第12章 意味と検証
第13章 哲学とは何か
第14章 『哲学探究』まで(一)
第15章 『哲学探究』まで(二)
第16章 意味と理解
第17章 私的言語
第18章 数学の哲学
第19章 心理学の哲学
第20章 最期の日々
第21章 科学主義に抗して
補章 二一世紀のウィトゲンシュタイン

ウィトゲンシュタイン略年譜
主要著作ダイジェスト
キーワード解説
読書案内
あとがき
ちくま学芸文庫版あとがき
参考文献一覧
索引

目次

まえがき/第1章 一九二九年/1 哲学博士ルートウィヒ・ウィトゲンシュタイン/2 伝説の人/3 復帰の年/第2章 『論理哲学論考』とはどんな書物か(一)/1 巨大な小冊子/2 『論考』のスタイル/3 「この本は教科書ではない」/第3章 『論理哲学論考』とはどんな書物か(二)/1 『論考』のメッセージ/2 フレーゲとラッセル/3 「最終的解決」/第4章 ウィーンからケンブリッジへ/1 ウィーンの少年時代/2 音楽/3 工学から数学へ、そして哲学へ/第5章 否定の謎/1 「この部屋に河馬はいない」/2 『論考』の「根本思想」/3 「論理に関するノート」(一九一三年)/第6章 像としての命題/1 『論考』までの草稿群/2 「命題において世界は実験的に構成される」/3 存在論の方法としての言語分析/第7章 語りえぬ事柄/1 「神と人生の目的」/2 言語・世界・私/3 言語の内と外/第8章 再出発と破局/1 「かれはひとことも理解していません」/2 愛と性/3 小学校教師/第9章 復帰までの道のり/1 「告白」/2 ウィトゲンシュタインの建てた家/3 ブラウワー講演/第10章 ふたたびケンブリッジにて/1 「もっとも自由な人間」/2 言葉の問題/3 膨大な遺稿群/第11章 現象言語/1 『論考』と現象主義/2 「論理形式について」/3 現象言語から日常言語へ/第12章 意味と検証/1 フリードリヒ・ヴァイスマン/2 表象としての世界/3 表出と基準/第13章 哲学とは何か/1 哲学の必要性/2 「ビッグ・タイプスクリプト」の哲学論/3 独断論からの訣別/第14章 『哲学探究』まで(一)/1 はさみと糊/2 『哲学探究』第一部の成立過程/3 未完の哲学探究/第15章 『哲学探究』まで(二)/1 「この本は一冊のアルバムにすぎない」/2 「旧い見解と新しい見解」/3 「この時代の暗闇」/第16章 意味と理解/1 意味と使用/2 意味と像/3 理解と規則/第17章 私的言語/1 「私的言語の議論」/2 クリプキの解釈/3 感覚の文法/第18章 数学の哲学/1 期待と失望/2 計算と散文/3 「数学とは雑多な技法の寄せ集めである」/第19章 心理学の哲学/1 フロイトの弟子/2 「実験的方法と概念的混乱」/3 「感情に彩られた考え」/第20章 最期の日々/1 死の影のなかで/2 始まりへの意志/3 『確実性の問題』の問題/第21章 科学主義に抗して/1 衝撃から無視へ/2 理論への誘惑/3 ウィトゲンシュタインの教えること/補章 二一世紀のウィトゲンシュタイン/1 『論考』の「断固読み」とその余波/2 書かれたものと話されたもの/3 ウィトゲンシュタインと日本の哲学/ウィトゲンシュタイン略年譜/主要著作ダイジェスト/キーワード解説/読書案内/あとがき/ちくま学芸文庫版あとがき/参考文献一覧/索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

蟹川

0
ウィトゲンシュタインの入門書ではあるが、原著あるいは訳書等にある程度触れた方がより詳細に理解できるだろう。内容そのものの順を追った解説というより、バックボーンやコンテクストに関する解説について重きが置かれている気がした。その点においてはちくま新書の永井均による入門書が近い。内容について説明するのではなく、ウィトゲンシュタインの思想について掘り下げるというか。2026/06/07

ナカシマ

0
あの純粋で苛烈な天才の為人が分かって面白い。彼の思索の森にいきなり分け入ることは到底できないので、こうして遊歩道を整備してくれる方がいることはありがたい。2026/04/15

AmerBeton

0
元になった『現代思想の冒険者たち』の一冊だったときはなんか難しそうで敬遠していたんだけど、文庫になって持ち運び出来るので読んでみました。意外にも通勤中の読書でさくっと読めました。 ヴィトゲンシュタインという人の特異な偉大さがよく分かります。ヴィトゲンシュタインの入門に最適なのはもちろん分析哲学の入門にも最適だと思いました。2026/03/31

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